今回はオーディオアンプのゲイン設定についてです。
ゲイン設定を変えると音調が少し変化しますが、ライブ感が出せそうな設定を探してみました。
個人的な設定です。
ご使用の環境ではノーマル設定の方が良いかもしれません。
設定で使用したアンプとスピーカーは次のものです。
プリアンプ:Accuphase C-2820
パワーアンプ:Accuphase A-45x2 Dual Mono
スピーカー:Tannoy Stirling SE
プリアンプのゲイン変更とパワーアンプのAttenuationを行います。
プリアンプのゲインは、 標準が18dB、パワーアンプが28dBです。
パワーアンプはフロントのアッテネーターで行います。
その他の機器
CD:マランツSA-11S3
PC-Audio:Audirvana Plus by MacBookPro(iTunes Integrated Mode)
テストに使用する音源は、CDをApple ロスレス フォーマットで24Bit/96KHzでSSDディスクにリッピングしました。
PC-Audioでの再生は、24bit/192KHzにアップサンプリングして、DAChaRME社 BabyFacePro
に接続詞ました。DACのOutputはバランスアウトです。プリアンプにはXLRケーブルで接続します。
プリアンプへの入力レベルは0dBです。
音源はそれぞれ強みがあるCDとPC-Audioを比較しながらゲインを変えて再生比較しました。
音源
楽器系:J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲集/諏訪内晶子
静寂感:ヴェートーヴェン:ピアノソナタ第2・神谷郁代
Vocal :綾戸智絵 BEST/BESTⅡ
です。
<結論>
結果は、ライブ音源に最も近いのは(高域弦の自然さやピアノの聞こえ方)、パワーアンプゲインが28dBから22dB(△6dB)、プリアンプゲインを18dbから24dB(+6dB)とし、合計46dBは変えません。
パワーアンプのゲインは出来るだけ下げ、ゲインをプリに回すと少し「空間の響」が良くなっていきます。中高域が良くなり、ヴァイオリンが一段前に出てきます。クラシック音源再生ではこの設定が良いと感じました。
2020/10/18
同じ曲を再度じっくり聴いてみました。
やはり、今聞いても今年の初めの設定で良いと思います。
<その他のコメント>
パワーアンプのゲインを下げていくとノイズ背景が良くなっていきます。何もしないノンアッテネーションの時は、少し低域が膨らみます。
スピーカーによってはこの方が良いかもしれません。
Kazunori Fukuma
1st 2020/01/08
2nd 追加視聴 2020/10/18
3rd コンテンツ配置が接近していたため変更しました 2020/10/19