個人事業、青色申告ソフトで資産購入時にすること

本稿は個人事業を始めたとき必要となった私的な経理仕訳の備忘録です。
経理は損益計算書と初歩的なバランスシートが読める程度です。実際に直面した「その時仕訳をどうする」というときの対処した記録です。
(お願いとして、この記述から方向性はわかるかもしれませんが、素人の作業結果です。時々間違いますので直接的な仕訳はなさらないようにお願いいたします。)
<2016/12/14>宮古島 東平安名岬(天気が良ければ海の色はもっときれいなはずですが、、、)
Canon EOS5D Mark2 EF24-105mm f/4L IS USM
1/1600 f4.5 ISO200

今回は事業を始めたときにさかのぼります。
ホームページやネット、メール、プレゼンテーションなど個人事業でもパソコンは必須です。事業用に家庭用し使用しているMacを兼用することにしました。
iMacは平成21年12月6日、税込み価格11万4000円で購入しました。平成24年1月1日事業開始より家庭:業務=50:50で使用するとしました。
さて、青色申告ソフトとして弥生会計を購入しました。しかし、どの様にするのかまだ分かりません。そこで青色申告会主催の教育に参加しました。それでもはっきりせず、国税のサイトを調べていきました。

事業開始時点で、このパソコンは中古資産となり、開始時点の資産価値を求めればよいとわかりました。
サイトには償却については定率法、定額法、一括償却などいろいろありました。個人事業で中古として途中から使用するには、この中から旧定額法を使って開始までの減価額(未償却残高)を求めなければならないようです。

国税サイトによれば、パソコンの償却期間は4年の定額償却(個人事業の場合)。途中使用となると、使用開始時点までを旧定額法で見積もって、事業開始より通常の定額法で償却していくということおようです(ややこしい)。さらに、旧定額法は4年定額時の1.5倍の6年で償却することになっていました。従って、償却率も年0.167(1/6)として計算します。

<計算>
購入から事業開始までは2年1ヶ月。切り捨てで開始までの期間は2年となります。
減価の額(減価償却費)は、 取得価額 x 0.9 x 0.167 x 年数です。

114,800 x 0.9 x 0.167 x 2 = 34,508となります。
従って期首の簿価は114,800 – 34,508 = 80,292となります。

「弥生会計」の入力は以下の様にしました(個人事業はやよいの青色申告で間に合うようです)。

<弥生会計、または弥生の青色申告で初年度に行ったこと>
1.使用開始時点の仕訳
平成21年1月1日
工具器具備品 80,292 / 事業主借 80,292
この仕訳記帳することでバランスシートの有形固定資産の勘定科目「工具器具備品」が80,292となります。

2.固定資産の登録
弥生会計または弥生の青色申告のヘッダーメニューの中の拡張機能から固定資産登録を開き、以下の細目を設定登録します。
①減価償却資産の名称
iMac(単にパソコン1号機でも良いと思います)
②取得年月
平成21年12月06日
③償却方法
定額法
④耐用年数
4年
⑤償却率(業務使用開始からは旧定額法から定額法に変更適用になります)
0.25
⑥本年中の期間
12ヶ月
⑦本年中の償却費
114,800 x 0.25 = 28,700(4年かかって償却するのですから、毎年購入額の1/4を償却することになります)
⑧事業割合
50%
⑨本年分の必要経費
14,350(年償却額の事業割合分)
⑩期末残高
80,292 – 28,700 = 51,592(期首BVからDEPを減じる)

3.申告前の決算時期
初年度購入価格の1/4を減価償却費として経費化します。拡張機能の固定資産登録から仕訳書出をクリックして決算仕訳を出力します。これはクリック操作で自動的に仕訳が記帳されます。
家庭事業半々ですので仕訳内容は以下の通りとなっています。
減価償却費 28700/2の14,350 / 工具器具備品 14,350
事業主貸                       14,350 / 工具器具備品 14,350

以上3点でした。

<注意点>
事業初年度から青色申告が出来るものと思っていましたが間違いでした。青色申告するときは、「青色申告承認申請書」を税務署に事前に提出しなければならず、自分は何もしていませんでした。よって初年度は白色申告となりました。
また、白色申告では収支計算書に貸借対照表を添付しませんので気がつきませんでしたが、翌年決算のまとめをしていると、バランスシートの工具器具備品がマイナスの値になっています(期首が△80292、期末もDEP分が引かれてマイナスです)。
事業スタート時の固定資産の工具器具備品に何も設定しなかったことが原因のようです((^-^;)。そこで事業開始年度に立ち戻って上記1の仕訳を追加し修正出来ました。次いで翌年度に残高を繰り越して完了です。
(弥生会計では上記3は自動計算、1は自分で仕訳または設定が必要)

1st 2017/01/22
2nd 2017/01/23 誤記の修正と分類の変更
3rd 分類再変更 2017/01/25
4th 部分的に語句修正 2017/01/31
K.Fukuma

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