プリントの色を合わせる(その4カラーチャート)


モニターと印刷結果は出来るだけ合っているのにこしたことはありません。今回はプリントの色を合わせる(1)で使用しました色温度5000Kのランプ二本を用いて、照明ランプの差を確認しました。

_MG_7568
<Photo Data>2014/03/26 五十猛海岸(天候は雨)
EOS5DMarkII EF24-105mm f/L IS USM 1/400、f/4.0

<Photo Data>2014/11/27 五十猛海岸 向かいの山肌に夕陽
(上記と同じ場所でズームは標準、アングルは若干異なっていますEOS5DMarkII 24-105mm f/4L IS USM 1/125 f13 47mm

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<Photo Data>2015/03/24 風の強い日の五十猛海岸(上の2枚と同じ場所です) EOS5DMarkII EF24-105mm f/4L IS USM 1/160 f/14_MG_0608

<Photo Data>2015/11/23
五十猛海岸(今回は少し拡大し過ぎましたが同じ場所です)
EOS5DMarkII EF24-105mm f/4L IS USM 1/1000 f4.0
季節や天候の影響もあると思います。海は色んな表情を見せてくれます。
このショットはEIZOのColor Edge、5000K、γ=2.2、輝度=80cd(写真印刷用プロファイル)での現像です。

風景の現像は殆どiMac本体のディスプレイのモニターで問題ありませんが、肌色などの微妙な色を出す時はハードキャリブレーション出来る写真現像モニターの方が現像の追い込みが簡単です。

さて、照明をどちらも5000Kで、東芝高演色LED(Ra90)LDA6N-D-H-E17のものとパナソニック パルックボールナチュラルカラーEFD10EN/7/E17H2(演色性はスペック無し)を比較してみました。
カラーチャートを昼光下で撮影し印刷した後、各照明下でのカラーチャートを比較しました。(下記)。

結論としては、印刷時に使用するランプはRGBの発色という点では見た目では差がありませんでした。ただし、厳密にはパナソニック蛍光ランプの方がが色温度が少し低く出ます(色温度差で△300度)が、昼光色、5000Kなら殆ど同じように使用できると考えられます。

<Photo>パナパルックボールナチュラル色光源下で忠実設定で撮影

_MG_8167-7
<Photo>東芝LED高演色Ra90光源下で忠実設定で撮影

_MG_8168-7

 

 

 

RGB(下のマス、下から2段目)、グレー(同1段目)、色温度の肌色(上のマス、上から2段目)、風景(同上のマス3段目)です。RGBは殆ど同じ様に見えますが、肌色、風景のマスにわずかですが差が出ています。

同じ5000Kのランプでも入手可能なら演色性が高いランプのものがおすすめです。

2014/08/19
2nd 修正 2014/08/20
3rd Photo追加 2014/11/27
4th 一部修正 2015/09/25
5th 最近の写真追加とコメント追加 2015/11/26
6th 題目変更と部分訂正 2017/07/24
K.Fukuma

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Kazunori Fukuma

職歴前半は半導体デバイス開発技術者、後半は経営者としてやってきました。事業の立て直しや新規事業育成、競争戦略などを得意としています。
きっとお役に立てると思います。
投稿は主にAudio、写真、Programingです。Audio歴は50年(長いだけですが)です。学生時代のライブ活動、研究テーマがノイズ抑制だったことなどがきっかけで、音の追求は今も続いています。

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