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端子の清掃でオーディオの音をリフレッシュする

今回のテーマは、オーディオの接続部を清掃して音を見直してみることについてです。

ピュアオーディオは良い音で聴きたいもの、聴いていて気持ちの良いサウンドにしたいと思います。良い音にするいくつかのポイントについては、過去の投稿に記載しています(オーディオの音をよくする等をご参照ください)。
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<Photo Data>2016/01/16 横浜 山下町よりランドマーク方面をのぞむ
iPhone6 back camera 4.15mm f/2.2 1/30 iPhotoで現像調整(モニターはWebに調整)

オーディオは難しいです。機材を更新してもなかなか音がしっくりこないことがあります。いろいろ試しても心地よい音が戻ってこない場合は、一度端子をクリーニングすることをおすすめします。

1.基本的な考え方
ピュアオーディオの信号は微弱な交流信号です。高域になれば信号は導体の表面を流れる様になります。
機器間を接続するコネクターや接点は、接触のみで信号を伝えるとても不連続な場所です。

このコンタクト部分がキラキラしていても微視的には結構でこぼこしています。更に、目に見えないゴミや手などの油脂成分が奥部に入りこんで信号の伝搬を妨げてしまいます。ゴミや油脂以外に、端子材料やメッキの酸化皮膜も信号パスの障害になります。

再生が減退したなと思われるとき、他にも原因がある場合がありますが、先ずは端子や接続ケーブルなどをクリーニングすることが有効です。
音楽そのものがびっくりする位エネルギッシュになって戻ったり、音の広がりが格段に改善されるなどの効果が戻ってきます。特にターンテーブル出力部など微弱信号部分ほどクリーニングは有効です。微弱信号部分はウェット感や空気感などにも著効です。

2.端子の色合わせ
接点、端子の清掃の前に、出来れば端子の金属またはメッキの種類を統一することが良いと思います。異金属間の接触は接触電位が生じることがあります。
大分前の経験ですが、下記の写真のようなYラグ-バナナ変換を使用した場合のことです。
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パワーアンプの出力端子にY、バナナ変換を介してバイワイヤリング接続していました。当時のパワーアンプはyba2α、ダンピングファクター400のものでしたが、どうしたのかと思うほど勢いがなくなってしまいした。バイワイヤ効果で音の質は良くなっていて気がつきませんでした。何ヶ月もたって、変換プラグを外して元に戻して解決しました。(スピーカーとの接続はスピーカーケーブルとジャンパーを換えてスタンダードなシングル-シングルに戻しました。)

こうした変換で、例えば銀メッキとその他の金属がシリーズになっている場合、ダイオードが生成され、遷移電圧が重畳して腰高の音になってしまうことがあります。ダイオードがショートしておれば問題ありません。

3.端子のクリーニングとエージング
端子のクリーニングは、オーディオ用に販売されているオヤイデ電気のクリーニングステッィクECを使用しました。端子の清掃中はダストフリー手袋を着用します。
銀メッキ端子は酸化して黒ずんでいることがあります。この場合は、銀酸化膜除去専用のクロス(市販されています。自分はB&Wのクロスを使いました)を使用します。
注意事項として、強くこすらず、そっと拭くことで十分です。
RCAやXLRの端子は、メスピンのホール部分については細くてステックが入りませんのでプラスピンの清掃で代行させます。

清掃が終わりましたら、全ての電源が切れていることを確認し、先ずパワーアンプに入力ケーブルとスピーカーケーブルをつなぎます。無信号で電源を投入し(プリメインアンプの場合は次のインターコネクトケーブルの清掃を終えてから電源を入れます)、24時間通電放置し、その後電源を切ります。
次に、全機種の接続をし、全ての機器の電源を入れ、無信号通電で24時間放置後電源を切ります。以降は、交響曲などのクラシックを再生しながら、ランニングエージングします。毎日2-3時間くらいで5日間程度行います。

最初はいい音ではありません。清掃後徐々にエージングすることで、次第に見違えるような音にカムバックすると思います。

1st 2016/06/28
2nd 誤字訂正 2016/06/29
3rd 題目と内容の修正 2016/06/30

4th 写真追加 2016/07/01
5th クリーニング効果のみに変更 2016/07/03
6th 一部訂正 2016/07/22
K.Fukuma