月別アーカイブ: 2017年4月

ホームシアター用AVアンプの音を良くする方法

ホームシアター用AVアンプの音を良くする方法をいくつかご紹介します。
好きなディスクをピュアオーディオで聴くのも良いと思いますが、時には映画鑑賞も良いのではないでしょうか。今は簡単にデジタル放送を録画出来る様になりました。LCDの高画質化で録画画像は鮮明ですが音質はまだまだです。
<Photo data>2017/04/12 近所の公園の桜も開花しました。後方は相鉄9000系Yokohama Navy Blue車両です。
Canon EOS-1D MarkⅣ EF16-35mm f/2.8L USM
16mm ISO100 1/1600 f/3.5

ハードディスクに録画したコンテンツはあまり良い音ではありません。
原因は以下の様なことが考えられます。

①   ハードディスクの回転振動
②   HDMIケーブル伝送時の音声変調
③   レコーダーとAVアンプのジッター
④   AVアンプのスピーカー駆動力

②を除く対策は以下のA〜Cが有効だと思います。
A:フロントを別のパワーアンプで駆動する(スピーカーが2端子の場合)
通常、AVアンプとスピーカーはシングル接続されています。しかし、AVアンプのスピーカーの制御力は十分ではありません。パワーアンプのサブ機をお持ちの時、フロント2chを個別のパワーアンプに変更して駆動すると良いでしょう。パワーアンプへの入力はAVアンプのプリアウト(フロントLR)から行います。変更後は音場補正をやり直します。パワーアンプの定格出力にもよりますがオーディオ専用のパワーアンプで駆動する方が音が良化する可能性があります。

B:BiAmpで駆動する(スピーカーがHiLoネットワーク分割型)
フロント2chのスピーカーに高域と低域がネットワーク分離されたスピーカーを使用している場合、フロントをBiAmp駆動に変更します(AVアンプにBiAmp Optionが付いている場合です)。
AVアンプの内部設定をBiAmpにし、さらにスピーカーのHi・Lo間のジャンパーを外し、HiLoそれぞれにBiAmpの出力とつなぎます(AVアンプのサラウンドバック用などを使用していない時BiAmp化が可能です)。
スピーカーは信号が入力されるとコーンが振動して音が出ますが、コーンが戻るときに逆電圧が生じ高域ユニットに混濁が起こります。BiAmp接続として低域、高域を分離した駆動にすることで高域側の雑味が消えます。中高音がきれいになります。
同じ長さのスピーカーケーブルがもう1ペアー必要になります。

左はB&W703にAVアンプとBiAmp接続した時の後部結線の写真です(シングル接続したときのジャンパー金具は外します)。

C:AVアンプ、レコーダーを除振する
AVアンプとレコーダーは内部にデジタル信号の基本クロックを搭載しています。機械的な振動があると信号転送時ジッターが生じます。音源に無い雑音が混じって聞き辛い音になります。
振動を減じるには機器をオーディオラックに載せるのが一番です。ボードとインシュレーターを組み合わせても可能です(市販のTVボードでは減衰効果が小さいかもしれません)。
但し、HDDレコーダーは自らが回転振動するため効果は小さくなりますが、ラックに載せれば何もしないよりはデジタルぽい音は軽減します。

またHDMIでデジタル信号を送るとき、信号は劣化しないはずですが実際はケーブルを通すと変調されて音が変化します。先ずはアンプや振動を対策し効果が見えてきたら、HDMIケーブルをシールドがしっかりしたハイスピード対応のものに変えると音質向上が期待出来ます。
さらなる向上を目指すには音声・画像分離型やAVプリといったタイプを検討するのが有効かもしれません。
蛇足ですが、HDD内のコンテンツはディスクに書き込み、DVDまたはブルーレイプレイヤーで再生する方が良質の音が得られます。DVDでは書き込むと5.1chが2chに音が変換されることもあるため、確認の上書き出すのが良いでしょう。

1st 2017/04/18
2nd 写真倍率の変更と日付ミス訂正ほか 2017/04/19
3rd 追記 2017/04/21
4th 一部訂正と追加 2017/04/22
5th 見直しと追記 2017/07/14
K.Fukuma