オーディオ 電源ブレーカーの点検

今回はピュアオーディオの音をよくするシリーズ、電源ブレーカーについてです。
<Photo Data>2016/11/15 碓氷峠めがね橋
標高960m アプト式鉄道の耐震橋梁(ウィキペデアより)

Canon EOS5D MarkⅡ
EF24-105mm f/4L IS USM 1/320 f/6.3 24mm ISO400

ピュアオーディオの電源取り出し部はとても重要です。ブレーカーは通電によって時間と共に本体及び端子部が徐々に緩んできます。しっかり固定されてないと高価なシステムも貧弱な音になってしまいます。

オーディオの音が最近元気が無い。低音が流れてしまう。また高音が不足がちだという場合、アンプやスーパーツィーターなど機材を追加する前にブレーカーの点検をしてみるとよいでしょう。

ブレーカーの点検、工事は専門の電気工事業者にお願いします。オーディオユーザーは、問題点を把握しポイントを指摘してチェックしてもらいます。

工事業者の方にお伝えすることは
①ブレーカー自体が確実に取り付けられているかどうか
②入出力配線がぐらぐらしてないか
③その他汚れや配線ミスなどがないか
です。
(電気工事専門の方に対し、結構失礼な注文をすることになります。あらかじめ何を求めているかをアピールしておいた方が良いと思います)

まず、ブレーカーの固定が緩くなっているときは、一旦外して再固定してもらいます(ブレーカー下部に何かはさまってないかも確かめます)。
ブレーカーの配線は、例えば下記の写真右下の活性とニュートラルの黒と白のワイヤーが、固定されているのに左右に動く場合、音質的によくありません。この時は端子の締め付けのゆるみか配線のむき出し部が長過ぎるのが原因です。ブレーカー端子の接続は最適な配線ピール長があります。むき出し部を適度な長さにカットして締め直してもらいます(専門の方でもむき出し部が長すぎると配線が動くということをご存じない方もおられます)。

もし緩みがあった場合、上記対処でオーディオシステムは見事に生き返るはずです。
ブレーカー本体と取り出し配線部の振動が抑制され、ブレーカーで生じていた付帯音が消えてクリーンな音になります。また低域が「ボワーン」となった丸っこい音も制動力のある引き締まった音によみがえります。

ブレーカーを外して腐食や汚れがある時は新品と交換します。ブレーカーはオーディオ用のアニール処理したものもあります。アニールタイプの方が透明感が優れ良いと思いますが、一般的に使用されているブレーカーでも時間が経てばよい音になってきます。通常は一般的なものでも良いと思います。

ブレーカーは基部のベースシャーシも確実に壁材に固定されているかどうかチェックした方がよいでしょう。
配線については、活性(L)とニュートラル(N)が逆に配線されている場合もあります。念のためチェックしてもらいましょう(工事業者の談)。
その他、端子に汚れ等がなければこれで終了です。

配線むき出し部を再フレッシュし直した場合やブレーカーを新品に入れ換えた時は交換からしばらくの間は慣らし運転が必要です。

蛇足ですが、オーディオの電源はコモンモードノイズが少ない200Vの方が音質は良好です。また、200Vは100Vに比べて音の押し出しが強い傾向となります。
200Vを使用するとき、オーディオ機器までの配線は宅内機器からのノイズをもらわないようにシールド付きのものを使用するとよいでしょう。
宅内エアコン用に200Vの配線が来ていることがあります。この電源を共用するとエアコンはインバーター機器のためオーディオ系へのノイズリスクは高まります。200Vの幹線は同じ所からのブレーカー分岐ですが、高周波インバーターノイズは分離した配線を経由する内に減衰していきます。オーディオ電源は別系統に分離するのが原則です。また、途中でノイズをもらわないようにシールドケーブルを使います。
アースは(上の写真の緑色の配線)分電盤内のアース端子に結線しオーディオ機器には200V:100Vのタップダウントランスまでアースラインを来て終わりになります。
オーディオ機器へのアースは私的な方法ですが、分電盤からのアースはステップダウントランスで終わりにしています。オーディオ機器のグランドとは結線していません。シャーシ電位が問題ない場合のみの接続です。
<Photo Data>2017/01/14 鎌倉鶴岡八幡宮 冬牡丹
(富士の峰という名前が付いていました)
Canon EOS1DMark4
EF100mm f/2.8L Macro IS USM 1/250 f2.8 ISO100

 

1st 2017/01/09
2nd 蛇足追記 2017/01/10
3rd 一部見直し 2017/01/12
4th 追記見直しとPhoto追加 2017/02/20
5th 下線部修正 2017/06/02
6th タイトル修正 2017/07/10
K.Fukuma

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