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音場補正付きAVアンプでピュアオーディオに負けない再生環境をつくる

拡がりの良い再生環境は、一発ではなかなか良い音になりません。
横にも奥行きにも可能な限り音を拡げるのがよいのですが、再生空間が限定されていると窮屈な音になります。
中央再生中心のボーカルでも違います。オーケストラなどでは特に空間の拡がりが足らないと感じるかもしれません。
部屋の広さが限定的な時は、上下左右の反射状態を見直すことで相当改善された再生になります。

左に壁があって右にカーテンがある場合では、カーテンは中音域を割と吸音します。壁は逆に反射させますので再生バランスがよくありません。
拡散ボード置くなどの対策している例を見たことがあります。
これだけでも相当良くなります。
天井を吸音化すると一層拡がりの良い音になってきます。

こうした部屋の対策は建築工事が必要となります。なかなか対策は難しいです。
ピュアオーディオでは、再生環境に何らかの体入れが必要なのですが、結局音に満足できないときは、機材はそのままで思い切り視聴位置をスピーカーに近づけることがもしかしたら有効かもしれません。
この場合は、スピーカーの内振りを大きくします。
ヒアリング位置を前寄りにすることになります。
位置だしは試行錯誤で決めますが、スピーカー後方の低音だまりはとれません。でも定在波の影響はかなり軽減されます。
部屋に手を入れられないときは、バンドフィルターを入れて、再生空間に存在している誇張をイコライズする方法がありますが、ちょっとお金がかかるかもしれません。

窮屈な音が気になって満足できないときは、こうした方法でもいいかもしれません。

あまり手をかけず、ネットオーディオでも良いと思う場合は、ピュアオーディオは横に置き、AVアンプを追加して空間補正する方法がおすすめです。
4chで再生するときは、フロントスピーカーは床にスパイクのついた振動対策できているものを選ぶのが良いでしょう。フロントスピーカーは良いものが必要です。
AVアンプによる駆動は、ピュアオーディオに比べてスピーカー駆動力が不足します。フロントスピーカーは高音、低音が別々に駆動できるバイアンプ仕様のものが良いと思います。
フロントスピーカーをAVアンプでバイアンプ駆動にします。
リアスピーカーはあった方が良いと思いますが、スピーカーは出来るだけ耳の高さになるようにスタンド & ブックシェルフ型などの組み合わせにします。

AVアンプの再生モードは5.1chが理想ですが、低域が欲しくなりますので、事後にサブウーハーを追加した2.1ch、または4.1chがお勧めです。サブウーハーは出来るだけf0の低いアンプ内脳のものが良いと思います。もし、サブウーハーで構成するなら、フロントスピーカーは少しグレードを落としても良いと思います。しかしフロントスピーカーの除振は必要です。
耳の高さに中域高域スピーカーが来るようなスピーカーを選ぶと尚良いと思います。

ネットオーディオはアナログでは引き出さず、AVアンプとPC間はオプチカルケーブルでデジタル接続して下さい。
HDMIケーブルはオーディオグレードでない場合は再生帯域に変調があります。USBケーブルはPCからのノイズをまともに受けます。グランドラインカットなどが必須になります。

ネットオーディオ+AVアンプで、空間補正を施せば拡がりのあるかなり良い音を楽しむことが出来ると思います。

Kazunori Fukuma

1st 2022/03/24
2nd 一部訂正 2022/05/16
3rd 追記 2022/06/06

Amazon Musicをより高音質で再生する

Amazon MusicのPC再生についての記述です。
Amazon Musicの再生はおそらくPCでの再生と思いますが、より高音質で再生する方法があります。
再生するPCはノートPCではなくデスクトップ機がお薦めです。
ノートPCは液晶パネルが一体でPCからデジタル出力するとパネルのEMCノイズが出てしまいます。バリバリとかそういうノイズでではありません。デジタル音楽信号に関係の無い雑音がかぶることで音楽の背景が曇ります。良い音のようで長く聴いていると分かってきます。

液晶パネルを離した構造のデスクトップ機は、この影響を小さくできます。試してきたPCの中で、お薦めはMacminiです。
Macminiのボディーとモニターはできるだけ離して設置して下さい。
ノートPCと比較すると分かりますが、音楽の背景の沈み込みが違います。

さらに、デスクトップからの出力は光出力がお薦めです。デジタル信号を取り出すとき光で取り出すと光信号変換時にノイズをアイソレートできます。つまり、PC内部のクロックやバス転送で生ずるところの内部ノイズ成分の影響も受けなくなります。
光取り出しがベストです。
PCのUSB端子からPCM信号を取り出し、DAC(DAコンバーター)を介してプリアンプにつなぐ方法も悪くはありませんが、光と比べると大きな違いがあります。
そして光ケーブルはAudioグレードのものがやはりおすすめです。光ファイバーは音の切れに関わりますのでオーディグレードのものが音が丸まらないのでおすすめです。
今回使用したファイバーはSAECのOPC-Z1を使いました。
光を出てくとするDACはBabyFace Proです。ほぼノンジッターで再生できるお気に入りのDACです。
最終アナログ部はアキュフェーズのプリとパワー。スピーカーはタンノイStirlingです。

PureAudioに信号を流すとネットAudioはAmazon Prime Musicで十分です。

<心配事>
Macminiを最良としましたが、最近のMacはちょっと残念な方向です。2018年ものから光出力が無くなってしまいました(アナログしか取り出せません)。
最近のPCで再生するには、USBかHDMIポートから取り出す事になりますが、バスラインカットや高シールドの伝送ケーブルが必須です。でもどうしても光よりS/Nは落ちます。

古いMac(2014年以前)でSecurity 対策を十分取った上で音楽専用機として使用するのが良いと思いますが、いつまでも引っ張れません。
尚、前にブログに書いていますが、Macmini でもMacbookでもシステムディスクはHDDタイプでない方が音は良いです。シングルSSD、或いはフルSSDのFusion Driveなら機械振動がありません。
ディスク駆動時のノイズがなくSSDは必須です。

<MacからDAC経由での接続>2022/01/30追加
MacからDAC経由でアナログアンプに接続する方法は二通りあります。
一つはMacにオプティカルポートがある時は光出力兼用の3.5mmアナログポート(光デジタル出力が同居しています)とBabyFace Proの光ファイバー入力をつなぎます。
光で取り出すときもBabyFace Pro はUSBケーブルでMacと接続しておきます。
USB経由でPCにつないでおかないとTotalMixFXが起動しません。ミキサーを起動してMacからはPC内部からMIDI 経由で2ch 44.1KHZ 整数24bitで音を出すようにセットします。
Total Mix FXの設定は次の画面のミキサー画面を参照してください。MacのOptical信号をAS1/2 で受信します。AN1/2 XLRバランスポートからDA変換したアナログ信号が出てきます。
XLR端子はプリアンプのバランス入力につなぎます。
日本のオーディオアンプは中点が楽器系と異なります。ここでは出力AN1/2側で反転させています。
プリアンプに反転スイッチがあるときはこの設定は不要です。
光信号で取り出さずUSB経由でプリアンプに音を出すときは光ファイバーを抜いてください。ミキサーの入力の変更が必要ですがこちらからも音は取り出せます。
音は光ケーブルのほうが若干良いと思います。

Kazunori Fukuma
1st 2021/11/03
2nd Macbook Proによる音質確認の追加 2022/01/28
3rd Total MixFXのミキサー設定の追加 2022/01/30

Amazon Prime Musicをピュアオーディオで再生する

最近はCDよりサブスクリプションで音楽を聴く傾向です。インターネットコンテンツでCD並みの音質を求めてみました。

Prime Music をAVアンプに出力する記述は「Amazon Prime MusicをAVアンプで再生する」にご紹介しました。
今回はAmazon Prime Musicをピュアオーディオで再生するです。

ピュアオーディオは信号を受けて以降は純粋なアナログ増幅です。PCからアナログが出ているときは、PCのアナログ端子とプリアンプをつなぐ方法がありますが、残念ながら信号にノイズが混入します。正直、あまりいい音ではありません。ピュアオーディオにノイズを持ち込まない様にしないといい音になりません。
対策はPCからはデジタルで出し、DACを経由させるのが一番です。

ポイントは以下です。
1.PCとUSBでDACにつなぐときは、PC、DAC間のBus Lineをカットします。
2.DACに光入力がある場合は、PCとDAC間をOptical ケーブルで接続します。

<対策>
1.USB接続のBusラインを切り離すには、例えばBusPower Pro(オーロラサウンド製 http://www.aurorasound.jp/product/buspower.html)等のアイソレーターを挿入します。PCのグランド経由でのノイズが抑制されます。
2.DACに光入力があるときは、光ケーブルで直接接続します。
光伝送は電気的なパスが無いため、ノイズに強い伝送になります。
どちらの接続でも、後はDACがアナログ信号に変換してくれます。
DACからピュアオーディオへの接続はアナログケーブルを使用して、アンプのAUX端子等に接続します。
設定は以下のようにしました。
1.Amazon Primeの設定
Amazon Prime musicは
WebサイトからAmazon Prime Musicアプリをダウンロードしインストールします。Webで再生するよりアプリの方が良いと思います。
PCはUSB接続時はMacbook Pro、光接続時はMacminiを使用しました。

2.Amazon Musicの設定
音質の設定は上のスクリーンショットの様に「自動」を選択します(上のスクリーンショットを参照して下さい)。

更に、ハードウェアアクセレーションレンダリングを有効化します(下のスクリーンショットを参照下さい)。

<その他の機器構成>

その他の機器は以下の様にしました。
USB接続時のBus Cutは、
Aurorasoundの BusPower Pro 2を使用しました。
PC(MacbookPro)のUSB端子とBusPower Pro 2間をUSBケーブルで接続します。USBケーブルは オヤイデ d+USBケーブル2mです。
d+ケーブルは少し固めですが音は良いです。

光ケーブル接続は
Macmini (Late2012)から光ケーブルでつなぎました。光ケーブルの長さは5m( IO DATA製)です。少し長めですが、たまたまあったものです。音響用ではありません。出来ればオーディオグレードのケーブルが良いと思います。

DACはBabyfaceProです。
ここでは、BusPower Pro 2とBabyface Proへの電源供給は光城精工製の クリーン電源Aray 1KWを使用しました。Arayは水晶発振で美しいサインカーブの100V交流が得られます。オシロで見ればわかりますが、きれいな波形だとDACのクロックが安定化します。超低ジッターでアナログが作れます。
通常のAC Power Supplyとする場合は、PCのコンセントとは別系統からひくのが良いでしょう。

アナログは以下です。
PreAmp:アキュフェーズ C-2820、PowerAmp:アキュフェーズ A-45 x2台 DualMono接続、Speaker:Tannoy Stirling SEです。

<PCの設定>
Macbook Proのオーディオポートから光出力させるため、Macの設定でサウンドを選びます。更に(左のスクリーンショットの様に)光デジタル出力にします。
信号が出ているかどうかの確認は、Prime Musicを再生状態にして、光ケーブル端の点滅で判断します。
光ケーブルはBabyFace Proの光入力につなぎます。
一方、BayfaceProはPCとUSBでつないでないとミキサーが動きません。

デジタルミキサーは以下のスクリーンショットの様にしました。
再生しながらRME TotalMix FXの入力はAS 1/2のスライドを0 dbmnにします。同様に出力はAN 1/2を0 dbmにセットします。
これでBabyface ProのXLR[1]と[2]にアナログ信号が出ます。[1]がLEFT、[2]がRIGHTになります。Babyface Proはバランス出力端子を備えているため、自分のPreAMpとは直接バランスケーブルで接続できます。
PreAmpをRCA入力とするときは、Phone端子からRCAへの変換が必要です。

<音の評価>
USB経由と光ケーブル経由では若干音が異なりますが、どちらも良い音です。
USBの方が少しおとなしい感じです。
どちらの接続でもAudirvanaやiTunesなどの再生も可能です。
Audirvanaによる再生については本ホームページの投稿のAudirvana関連記述をご参照下さい。

ピュアオーディオとAVアンプとの比較は、音の分離や帯域特性でピュアオーディオが上位に感じます。でも、AVアンプにサブウーハーを搭載して鳴らすときは、音を下支えする低域が心地よいです。
この音もGoodです。

Web音源をCD並に近づけるポイントはもう一つあります。
Prime Musicは再生中に一部ディスクアクセスをしているため、PCのディスクはHDDよりSSDが望ましいです。
それ以外に、振動抑制という点で、PCはできるだけ堅牢なボディーの方が上質な音です。これはオーディオ機器もしっかりしたものが良いことと同じ意味です。
また、PCはLCD一体型のノートTypeより、LCDモニター外付けのデスクトップの方が音楽の背景が良いと感じました。
こうした対策をとれば、CDに殆ど近いと思います。

Kazunori Fukuma
1st 2021/01/19
2nd 一部訂正 2021/01/20
3rd コンテンツ間距離調整 2021/01/21
4th 文言見直し 2021/02/18

オーディオ 音に元気がなくなったときのチェックと対策(その1)

今回は「オーディオの音に元気がなくなったときのチェックと対策」のその1です。
初回投稿は、スピーカーケーブル接点などの緩みによる音の鈍化についてでした。締めたものはゆるみます。信号系に電路ロスが起こり音が劣化します。
緩みは時々の点検で防ぎましょう。

今回は、スピーカーフロントパネルに、ネットワークイコライザーがある場合についてです。
振動が多い部分に径路接点がある場合は対策が必要です。

自システムのスピーカー(タンノイStirling SE)について説明します。下の画像はスピーカーのフロントパネルにある±3dBのf特を持たせるネットワーク補正機能です。
スピーカーボックス内にLCネットワークを設け、高域または低域側を上げ下げさせています。
このスピーカーは、写真のねじ部を接続し直して補正できます。
ノーマルの位置がフラットなレベルです。
レベル調整ネジは、同じ位置に長い間接続していると、フロント板の振動で割と短時間で音響的な退化が起こります。
接点がうまく接続出来ているかどうかは現在の位置から左右どちらかに差し替えてみると直ぐ分かります。

写真の様に一個右(+1.5dB高域側)につなぎ直すと、高域が持ち上がりますが、それまで得られてなかった音の拡がりが出てきます。高域が持ち上がったことでそう感じるとも考えられますが、それ以上に音場が拡大信号系します。
もちろん変わらない場合もありますが、その他のメンテナンスがしっかりされている場合は、こんなところにも影響があります。

このケースは、補正用のネジを接点復活剤で清掃し直し、元の位置に戻せば本来の音がよみがえります。
その後、LRチャンネルチェックCD等で低高域の出具合をチェックして終わります。

スピーカーは例えばスピーカー取り付けねじの増し締めが有効です。もし5.1chサブウーハーを使用している場合は定期的にチェックした方が良いかもしれません。増し締めについても記載は本ホームページに記事を掲載しています。参照してみて下さい。

今回の追加記事はここまでです。

Kazunori Fukuma
1st 2020/12/31

 

Amazon Prime Music AVアンプで再生するの追記版

今回は「Amazon Prime MusicをAVアンプで再生する」の追加投稿です(最初の投稿以降、テスト結果を踏まえ、内容を若干変更しました)。
AVアンプは前回同様ですが、今回はMacmini Late2012のストレージを変更しました。
とても良好な音質になりましたので報告します(MIDI環境設定の詳細は本ホームページのオーディオカテゴリーの「Amazon Prime MusicをAVアンプで再生する」を参照下さい)。

変更前のMacminiのストレージはHDD+SSDの1TBハイブリッド構成でした。今回、HDDをSSDに変更しフルSSDにしました。変更後fusion1TBは変わりませんが、オールNAND Flashになりました。

 

 

Amazon MusicはアプリをMacminiにダウンロードして使用します(上記アプリ)。Amazon Prime Musicの中から好みのアルバムを見つけダウンロードして再生します。
ダウンロードは、アルバムを「ダウンロードアイコン」にドラッグすると取り込めます(下の画像はダウンロードしたを再生しているところです)。

<結果>
ストレージをSSDにしたことでPC内の振動要素が無くなりました。メモリ再生と同等の高音質になったと思います。

 

 

 

 

ポール・サイモンの「ひとりごと」を再生しての感想です。
デジタル特有のスピーカーの制動が効いた再生音です。低域にブレがありません。ギターの余韻が響き美音に感じます。
Audio専用 DACに近い印象です。
イコライジング再生もAvailableです。

MacminiはデスクトップPCで、LCDは外付けです。LCDはデジタル再生に影響することがありますが、LCDと同居しているMacBookProでは外付けLCDのMacminiに比べるとすこしノイズぽくなります(MacbookProもSSDです。LCDの輝度をある程度下げないと駄目です)。
また、Macminiのストレージはfusionでなくても1台のSSDで問題ありません。

<機種依存>
SSDを搭載したWindowsノートPCでも、Amazon Musicをインストールしてチェックしてみました。このPCは機種依存だと思いますが、ノイズが多い印象です。Macminiに比べるとノイズサプレスされてないと思いました。

個人的な意見ではありますが、Amazon MusicをPCで再生する時(他のPCオーディオでも同じです)は、デスクトップが良いと思います。更に、音楽再生中、CPU冷却ファンがほとんど回らない静音中心動作が出来るもので、外付けモニターも輝度など設定できるものがあればなおよいと思います。
接続環境は、EIZOのEV2457にミニポートからDVI接続です。モニターモードはpaper Modeで、輝度は100cdに設定しています。
音質を悪化させる原因として、MacminiからHDMI接続するとMacminiがホットになります。ファンも回っていいことはありません。画像解像度が許せばDVI接続がベストです。
LCDも接続にかかわらずファンが常時回るものはオーディオ用途には避けた方が良いと思います。

<ジッターが少しあります→この対策は>
上記で十分ですが、もっととのご要望にはジッターを抑制するのが効果があります。MacとAVアンプのクロックは同期できませんので、AVアンプ側の発振安定性を増加させるのが良いと思います。
この対策は、電源にトランスやフィルターを入れる等考えられますが、X-talの安定性を増すにはトランス型では無く光城精工のクリーン電源Arayシリーズがいいと思います。
この電源は歪みの無い正しい正弦波を出力します。ご近所に太陽光などがあるなど電源事情がよくない場合は特に効果大です。
ジッターが減少し背景の透明度が改善されます。

 

Kazunori Fukuma
1st 2020/09/25
2nd ジッター対策を追加 2020/09/26
3rd コンテンツ位置調整 2020/12/02

Amazon Prime MusicをAVアンプで再生する

自宅で仕事をしながらバックミュージックを聴く時の一方法です。
Macminiを使用した時の設定を紹介します。

ソースはいろんなジャンルが選べるAmazon Prime Musicです。
Prime MusicはChromeやSafari等のWebで、またはAmazon Music専用アプリで再生出来ます。Amazon Musicはダウンロードしてメモリーロードして再生すると高音質ですが、Webでは少しノイズっぽい印象です。バックミュージックならこれでも良いと思います。
(もう少し音質を良くするには、音源をDACで変換し、Pure Audioにつなぐ方法が良いと思います。)

最初はMacminiの内蔵スピーカーの音を聞いてみます。これはかなりナローな音質です。筐体内のスピーカーで再生することから音も固いです。バックミュージックは仕事等に影響しない音楽が欲しいのです。金属的な音では集中できません。

次は、外部モニター(EIZO EV2457)から音を出してみます。
このモニターはスピーカーが2個付いています。MacからHDMI接続すると1W+1Wのステレオ再生になります。しかし、EV2457は前面下部の小穴から音が出る構造です。音声を明瞭化して聞く分には問題ありませんが、背景で奏でる音楽にはなりません。Macのボディーの音より音楽的には聴きにくい音です。

バックミュージックはいわゆる「ながら音楽」です。手元で選曲やVolumeコントロールもしたいところです。でも、もうちょっと音も良いものでありたいのです。

<AVアンプにつなぐ>
もう一つの手段としてAVアンプに接続してみました。
自環境では、PCーAVアンプ間は約5mあります。この距離では信号はデジタルで取り出すしかありません。5m位のサブウーハー伝送用の光ケーブルがありました。この方法で接続することにします。
①MacminiにOptical Cableをつなぎます。使用するPortはMacmini背面のPhone端子です。

 

 

 

先端に光ミニプラグをかぶせてつなぎます。上の写真の様なプラグです。MacminiのPhone端子は背面右端です。

 

 

②Macminiの出力設定
Macminiの接続設定をします。ユーティリティーのMIDIを開け、入力設定を2ch 24ビット、 整数 44.1KHzにします。

 

 

 

 

 

 

③AVアンプの設定
AVアンプはパイオニアのVSA-LX51です。AVアンプはサラウンド再生出来るものなら出力は大きくなくても大丈夫です。
このアンプは100Wのアンプが6台入っています。AVアンプはPure Audioのアンプに比べると駆動力が劣ります。大きめのスピーカーの駆動は、フロントはバイアンプにした方が良いかもしれません。
AVアンプ用のフロントスピーカーはB&W703です。バイアンプにするため、後方スピーカー用のアンプとフロントアンプ2台でバイアンプにしました。
他にサブウーハーやリアスピーカーも接続します。センタースピーカーはなくても構いませんが、音場補正をした方が良いと思います。仮に、デスクと5.1CHセンター位置がずれていても、サラウンド環境は通常視聴の位置で5.1chあるいは4.1chで補正します。

AVアンプ入力設定ですが、PCからのOpticalファイバーは光デジタルINにつなぎます。AVアンプのインプットセレクターのオプティカルインは光デジタル入力にします。

<再生>
MacminiをChromeやSafari、またはAmazon アプリで再生します(ログインが必要です)。選曲も再生もPC側で行い、AVアンプから音が出れば成功です。
アンプのマスターVolumeとPC(Macmini)のVolume双方をスライダーで調整し、音量を調整します。
これで調整は終わりです(手元のVolumeコントロールは、Amazon MusicのVolumeコントロールを使用します)。

<結果>
PCやモニターと比べると、AVアンプ接続の方が各段に良い音です(しかし、Pure Audioほどではありませんが)。光接続はノイズの心配がありません。ドルビープロロジックなどイコライズして離れた仕事位置に音楽を流し込みます。
バックミュージックはデスクの近いところで音を出さず、出来るだけ部屋に拡散した音を引き出すのが良いと思いました。

<追記>2021/02/05
AVアンプで出来るだけ良い音で再生するには、PCとAVアンプ間を光接続することと、AVアンプを部屋に適した音場補正を行うことです。サブウーハーを使用すると更に良いと思います。
Kazunori Fukuma

1st  2020/05/30
2ndVolumeコントロールについて追記 2020/05/31
3rd コメント追記 2020/06/03
4th 全体に見直し 2020/07/04
5th 一部修正 2020/07/11
6th 結果の追加 2020/07/22
7th コンテンツ距離を離す処置 2020/08/07
8th ミスの訂正とコンテンツ間の離間 2020/08/10
9th 修正 2020/08/27
10th 誤字スペルミス修正 2020/09/15
11th コンテンツ間の距離修正 2020/10/20
12thコンテンツ間の距離調整 2020/12/02
13th追記 2021/02/05

 

半導体パワーアンプは一定時間通電しないと本来の音が出ない

オーディオパワーアンプの話です(アンプのエージングの続編になります)。
オーディオは、電気的な計測で音質が分かる様な世界ではありません。音は日によっても変わり、いつも同じ音ではありません。しかしベストではありませんが、機器の能力近くに保つことは出来ます。
今回は、この辺をコメントしてみたいと思います。

アナログアンプ、とりわけパワーアンプを最高の音にまとめるには、あまり良い状態ではありません。特に、聞き始めのプレ通電は必須です。
少なくとも半導体パワーアンプは、聞き始めはほぼ不調と言ってよいくらいの音です。そのまま時間をかければ徐々に良くはなりますが、電源オンからすぐ再生してしまうと、何時間経っても良い音になりません。一日以上アンプをつけっぱなにすると、だいぶ良くはなりますが、次の方法ほどではありません。

パワーアンプを事前通電することは、今までの経験から多分正しいと思っています。自作パワーアンプ、Sansui、yba、アキュフェーズと、どのアンプでも電源投入から数時間は無信号通電が有効です。その後徐にプリアンプやCDプレイヤーの電源を入れます。これらの機器も暖まった頃、信号源から信号を流すということです。これが自分には最良な音です。

パワーアンプ、無信号で数時間通電、このルールさえ守れば、満足出来る音の仕上がりです。
ちょっと、スピーカーを変えると多少変わりますが、今のもの(タンノイ)でいうと、スピーカーのコーンが軽くなったかの様な再生になります(アンプのドライブ力が増したとも言えます)。重いような、わずかに歪んでいるような出音は無くなります。さらに、強い音も、弱い音も、より広く拡散していき、響が出てきます。
一体この原因は何かということですが、アンプの電源投入時のスピーカーへのDCダメージと考えています。
無信号通電について、日本のハイエンドメーカーに問い合わせたことがあります。ハイエンド品に限ってではあるが、通電良化は認識しているとの事でした。追い込み良化を認めています。

比較として、真空管式のパワーアンプはプレ通電は不要だということです。真空管アンプは、電源オン時のDC成分がスピーカーに流入することはありません、真空管式では、出力トランスにダメージは与えますが、スピーカーにはトランスでDCはカットされます。
DCが漏れ、アンプが回復するのではなく、ダメージを受けたスピーカーの回復をただ待っているという考えです。スピーカーはほとんどの場合、内部ネットワークがありますので、ダメージを受けるのはウーハーです。

半導体アンプの出力部はスピーカーと直結です。もしDCが流れれば入出力特性は非線形になり、歪むと思われます。

一般に、パワーアンプはDCオフセットが入っています。直流は漏れないはずですが、電源投入時は影響すると考えます。

(ちょっと脱線です。昔、自作していた頃のアンプはスピーカー間にコンデンサーが入っていました。大容量のコンデンサーでないと低域がロスるということで、そういう設計でした。やがてこの傾向を嫌い、Cレスのアンプ設計が主流になりました。)

この考えが正しければ、結線はアンプが安定した後で(20分くらい)、スピーカーをホットでつなぐ事ですが、最初からいい音だと思います(できませんよね、これは)。
半導体パワーアンプを真空管に切り換えるのが正解かもしれません。
真空管アンプは、半導体と違って、出力インピーダンスを整合させて接続です。長く引っ張れるし、もしょチューブに寿命がなければ真空管 is bestです。

余談ですが、アンプが安定したところでヘッドフォーンをつないで聞くのもありでしょうか。

Kazunori Fukuma
1st 2020/04/20
2nd 一部見直し 2020/04/27

オーディオアンプのゲイン設定

今回はオーディオアンプのゲイン設定についてです。
ゲイン設定を変えると音調が少し変化しますが、ライブ感が出せそうな設定を探してみました。
個人的な設定です。
ご使用の環境ではノーマル設定の方が良いかもしれません。

設定で使用したアンプとスピーカーは次のものです。
プリアンプ:Accuphase C-2820
パワーアンプ:Accuphase A-45x2 Dual Mono
スピーカー:Tannoy Stirling SE

プリアンプのゲイン変更とパワーアンプのAttenuationを行います。

 

 

 

 

 

プリアンプのゲインは、 標準が18dB、パワーアンプが28dBです。
パワーアンプはフロントのアッテネーターで行います。

 

 

 

 

 

その他の機器
CD:マランツSA-11S3
PC-Audio:Audirvana Plus by MacBookPro(iTunes Integrated Mode)

テストに使用する音源は、CDをApple ロスレス フォーマットで24Bit/96KHzでSSDディスクにリッピングしました。
PC-Audioでの再生は、24bit/192KHzにアップサンプリングして、DAChaRME社 BabyFacePro
に接続詞ました。DACのOutputはバランスアウトです。プリアンプにはXLRケーブルで接続します。
プリアンプへの入力レベルは0dBです。
音源はそれぞれ強みがあるCDとPC-Audioを比較しながらゲインを変えて再生比較しました。

音源
楽器系:J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲集/諏訪内晶子
静寂感:ヴェートーヴェン:ピアノソナタ第2・神谷郁代
Vocal  :綾戸智絵 BEST/BESTⅡ
です。

<結論>
結果は、ライブ音源に最も近いのは(高域弦の自然さやピアノの聞こえ方)、パワーアンプゲインが28dBから22dB(△6dB)、プリアンプゲインを18dbから24dB(+6dB)とし、合計46dBは変えません。
パワーアンプのゲインは出来るだけ下げ、ゲインをプリに回すと少し「空間の響」が良くなっていきます。中高域が良くなり、ヴァイオリンが一段前に出てきます。クラシック音源再生ではこの設定が良いと感じました。
2020/10/18
同じ曲を再度じっくり聴いてみました。
やはり、今聞いても今年の初めの設定で良いと思います。

<その他のコメント>
パワーアンプのゲインを下げていくとノイズ背景が良くなっていきます。何もしないノンアッテネーションの時は、少し低域が膨らみます。
スピーカーによってはこの方が良いかもしれません。

Kazunori Fukuma
1st 2020/01/08
2nd 追加視聴 2020/10/18
3rd コンテンツ配置が接近していたため変更しました 2020/10/19

Mac High SierraでAudirvana v3700を試してみる

PC Audioで音質が良いAudirvanaを使用しています。
今回、Ver2.6をVersion3700に上げ、同時にMacbookPro もOSX Mervericks(10.9.6)をmacOS High Sierra(10.13.1)にアップデートしてみました。
(Versionをあげる前の設定は、MacBookProのOSは、 OSX 10.9.6、Audirvana Plusは 2.6.6、 Direct Audioの設定です) 。

テストしたV3700のセッティングは下記です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

使用したDACはRME Babyface Proです。192KHz にアップサンプリングしたPCM信号をUSB経由でBayfaceに送っています。
MacbookProの環境は、2.3GHz Intel Core i5、SSD 500GB、16GBメモリー、USBポートはマウスを取り付け、Wifi環境下での再生です。PCオーディオでは画面の明るさが音に影響しますが、明るさは約120cd位です(測定した訳ではありません)。
その他、Macのサウンド設定はDACを指定、Audio MIDIは192KHz/24bit、4ch出力としました。

Mac High Sierra(10.13.1)ではAudirvanaのDirect Modeが使えません。Low Level playback optionsはExclusive access modeとしました。
また、MacをHigh Sierraにアップデートした関係で、Babyface ProのDriverも下記スクリーンショットの画像のVersionにアップデートしました。

機器の接続は、Babyface ProからはXLRポートにアナログで出し、アキュフェーズC-2820のバランス入力に接続しました。パワーアンプは同じくアキュフェーズA-45のDual Mono駆動。スピーカーはTANNOY Stirling/SEです。

Dual Monoは、L、R独立ドライブです。ウーハーの戻り電圧の影響を最小化出来ます。
視聴した曲は次のものです。

クラシックは背景のチェックと弦の振動や残響、矢野沙織はサックスの空気を突き刺す様な音のチェックに使用しました。

 

 

 

クラシックは背景のチェックと弦の振動や残響、矢野沙織はサックスの空気を突き刺す様な音のチェックに使用しました。

<音質>
今回の検討結果は、ポピュラーなどは問題ありませんが、単楽器の再生では背景の静けさがやや劣る様に感じました。弦楽器の微細な振動音、ホール内への拡がり感などが減少している様に思いました。

 

全体に雑味が多く、S/NはDirect Audioに比べ劣る感じです。
最も残念な点は、これもDirect Audio比ですが、低域の押し出す力が低下しています。深い低域は再生不十分と言えます。低音がなまってしまう点も残念なところです。。
空気をつんざく様なサックスの音は少しクリップが感じられました。これは、Sampling rateをNo Limitsから192KHzに抑えると軽減されました。

PC Audioはコンピューター内のDelayやバックグラウンドのノイズをどれだけ被らないかですが、感覚でいいますと、Direct Mode > CD >> Exclusive Modeという感じです。
MacはSSDにしていますが、この結果です。
改めてDirectで取り出す音は秀逸だと思いました。

 

Kazunori Fukuma
1st 2019/10/25
2nd 一部訂正 2019/10/26

レコードを高音質に再生するには

レコードはCDとは違った味があります。
懐かしい音を聴くという側面もありますが、レコードはCDに比べて再生帯域が広く、録音がよければCDより優れた音も取り出せます。
しかし、ターンテーブル等の再生機器は何でも良いというわけにはいきません。それなりの対策が必要です。

最初は振動の問題です。
レコードは溝をトレースして振動を拾う原理です。音楽振動以外の振動は排除しなければなりません。
<Photo Data>2019/04/17
横浜煉瓦倉庫 ノルディックWalking途中での撮影
EOS-7D EF-S15-85mm IS USM
1/250 f5 ISO100

1.レコード盤について
レコード盤も注意が必要です。
レコードは経年変化が激しく、たいていは歪みかゆがみがあります。こういう状態では、溝の振幅をうまく拾えません。ゆがんだレコードは、ターンテーブルとの間に隙間が生じ、空間鳴きがおこります。それなりの音はしますが、変形したレコードは廃棄してしまうのが賢明です。(盤の変形は、カートリッジを痛めてしまうこともあります)。

2.レコード盤の密着について
この隙間は多少の隙間なら、上におもりをのせることで回避できる方法があります。レコードに錘をのせ、盤とテーブルの密着度を上げるやり方です。テーブルの中心部に向かってターンテーブルがすり鉢状に凹んでいるものは、一層密着度を上げることができます。
さらに、余計な共振を抑えるために、おもりに除振効果を持たせたものもあります。除振方式によって独特な音がのります。本命ではありません。
錘をのせるやり方は、テーブル全体が重くなります。モーターのトルクを上げねばなりません。モーターは大きく、またテーブル直結のものが多く見受けられます。

ある程度効果はありますが、ターンテーブルは剛性が高いがっしりしたものが必要です。そうしないとモーターの回転振動の影響を抑えることができないからです。
さらに、モーターが大きくなることで、レコード中心下部にモーターを置くと、カートリッジへの回り込み磁束がゼロにはなりません。モーター直上は磁界の影響を避けたとしても、モーター最下部からテーブル端外方にカートリッジがある場合は、漏れ磁束を受けます。
こういう構造のものは、良い音はしません。

そして、ターンテーブルが鉄などの磁力影響を受ける材料では、テーブルの磁化が進み、やがてカートリッジに影響を与えるようになります。

3.ターンテーブルの駆動
従って、モーター直結ターンテーブルは避け、テーブルとモーターを離したベルト駆動のものがお薦めです。
ベルトや糸、シリコーンなどの紐でテーブルを回します。モーター自身の除振は必要ですが、ターンテーブルやレコードにモーターの直接振動は伝わりません。
テーブルは紐で回すため、軽金属やガラスやセラミックといった軽めのものが使用されます。

4.カートリッジ
レコードは、どうしてこんなに振動や磁束を嫌うかというと、溝から取り出せる信号出力が、それこそ蚊が鳴くほど小さい振動だからです。MC型のカートリッジの代表的なDENONのDL-103では、わずか0.3mVの出力しかありません。マグネットが動くMM型では、その一桁上ではありますが、CDに比べると二桁も低い出力です。

5.出来るだけバランス増幅する
この様な小さな信号は、ほぼノイズベルに近いものです。カートリッジから直結される初段の半導体は超ローノイズ素子が必須となります。また、あまりにも低い出力のため、無理して増幅しなければなりません。カートリッジからパワーアンプ入力段まで、20log(2V/0.3mV)=76.5dBのハイゲインな増幅になります。
この増幅度は、一本のアンプで受け持つのは難しいのです。最低でも、イコライザーとコントロールアンプの二つのアンプで分担が必要です。
特にイコライザー部が、パワー用の電源トランス内蔵のメインアンプと同居していると十分なS/Nや分離が出来ません。コントロールアンプもそうです。
音楽の情景を引き出し、左右の混濁を最小化するには、ローノイズ部をパワー段の電源トランスと別筐体にします。左右の基板も独立が望ましいのです。
溷濁や干渉を出来るだけ抑えるためです。
実験すると分かりますが、ハイゲインアンプ初段に交流に帯電した人体が近づくだけで、誘導ノイズが初段にのります。

6.バランス伝送
信号の伝送も一工夫必要です。カートリッジがMC型では、カートリッジ、イコライザー間はバランス伝送とし、同相ノイズの影響を排除することが必要です。

7.バランスアンプ
伝送方法だけでなく、せっかくバランス伝送した信号は、アンプもバランスアンプで増幅するのがベストです。

8.シールド
アンプ内の電源部は上記の様に別筐体が理想ですが、内蔵する時は少なくともトランスは電磁シールドしたものが良いでしょう。
信号切り替えも、アクティブラインだけの切り換えのものは避けます。

こうした多くの対策をとった上で、やっとレコードの原音が再生出来るようになります。

Kazunori Fukuma

1st 初稿 2019/07/18
2nd 誤記訂正 2019/07/23
3rd 全体修正 2019/09/16