世界一の販売戦略(ウォルマート)

2012年度の日経ランキング上位に入った企業は、年間収益が1000億円を超える安定した事業体質になっています。上位各社は事業カテゴリーを将来に向けてフィッティングし直し、負の事業があれば整理・撤退を行いました。そしてこれらの結果がランキングを上位に押し上げたと言えます。
_MG_1291<Photo Data>2011/11/10 梓川上流 EOS5D MarkII EF24-105mm f/4L IS USM 1/200 f11

グローバルではどうでしょうか。2013年FORTUNE Global 500 2013のランキングでチェックしてみました。

Royal Dutch Shell plc 
Wal-Mart Stores, Inc.
Exxon Mobil Corporation
China Petrochemical Corporation
China National Petroleum Corporation
BP p.l.c.
State Grid Corporation of China
Toyota Motor Corporation
Volkswagen AG
10 Total S.A.

トップ10の過半は石油、ガスまたは送電系の会社が占めています。近年この傾向が続いている中、中国企業がランキングに入ってくるようになりました。その分日欧は後退し、日本勢ではトヨタ自動車が残っているのみです。今、世界は石油、天然ガス獲得で動いていることがわかります。
2000年以前の主役は、製造業でしたが「革新的な商品」が無くなり守勢にまわっています。
製造業の事業拡大テンポは小さく、プロダクトがデジタルメインになってからは突出した商品も無くなりました。同じ様なものを作ることが出来るデジタルは怖いものがあります。事業の方向付けとなるフィッティングは真剣に考えなければいけません。

こうしたグローバルランキングで異色は2位のウォルマートです。ウォルマートは、年々事業を拡大させてきました。次年度はランキング首位が予想されます。
ウォルマートはいわゆる店舗中心(ネット販売もしているようですが)販売です。世界No.1の販売戦略は何なのでしょうか。
ウォルマートについては多くのビジネスコメントが掲載されています。重複するかも知れませんが、最大のポイントは推測では「商品がユーザーの要望にかなっている」というあたりませのことなのです。日本では、セブンイレブンで最初に導入されたPOS(セブン&アイ・ホールディングス 鈴木敏文 会長 日本経済新聞2014/07/09 革新力 変える意思より)は、ウォルマートでも成長のキーとして活用されています。彼らは、この仕組みをワールドワイドに且つ大規模にネットワークを作り、リアルタイムPOSの形で運用しています。結果、売れないものは在庫を持たず、売れるものはメーカーと提携して安く仕入れ、安く売るという戦略です。

また、ウォルマートは安いというイメージが根底にあり宣伝費はかかりません。買うものは安いものなのです。店舗は郊外に接地して拡大していくという手法です。独、韓ではうまく行かなかった様ですが、コンビニの多い日本ではどうでしょうか。

1st 2014/06/24
2nd 2014/06/29 写真追加と文言修正
2014/07/09 文言修正
3rd 2016/10/02 追記
K.Fukuma