FileMaker ポータルで表示するレコードを制御する

FileMakerでデータを表示させる方法は2つあります。
一つはポータルを使う方法です。
ポータルはレイアウトに設けた窓のようなもの。窓枠を開けスクロールをつければ、データを連続して表示できます。
もう一つの方法は固定表示です。
固定表示は、固定枠のbodyに繰り返しフィールドを貼り、改行行数を決めればページインクリメント表示が出来ます。

どちらの表示にするかは対象になるものによって決めればいいと思います。
伝票などのページ文書はポータルを使用するのがいいと思います。ポータル1ページに収める行数を決め、1ページのデータ、2ページのデータをレコード制御し表示させます。
1ページが10行なら、1ページ目のレコード番号は1から10番、2ページ目は11番以降の様にします。

データ制御の方法の1つは、ポータルにフィルターをかけるやり方です。
下の画像は、ポータルにフィルター設定したものです。ページを変数にして、表示させるページを制御します。
変数$aがページ番号です。
最初の10件を1ページに表示させるには$a = 1にします。$aの設定はScriptで行います。

もう一つは動的値一覧を使う方法です。
この方法は、データが入っているテーブルの他に制御用のテーブルを用意します。そして両方のテーブル間リレーションします。

これは納品書を表示する例です。
納品書台帳というレイアウトに商品明細をポータルに貼りつけます。
納品書台帳側でページを「1」にセットすればレコードの1から10番がポータルに表示されます。
これ以外にレコードを絞り込む、または除外する方法もありますが、リレーションを使う方法が安定していておすすめです。

固定枠はリスト表示に適しています。
伝票などは例の様にポータルが適していてリレーションするのがオススメです。

Kazunori Fukuma
以上

My profile
Kazunori Fukuma

職歴前半は半導体デバイス開発技術者、後半は経営者としてやってきました。事業の立て直しや新規事業育成、競争戦略などを得意としています。
きっとお役に立てると思います。
投稿は主にAudio、写真、Programingです。Audio歴は50年(長いだけですが)です。学生時代のライブ活動、研究テーマがノイズ抑制だったことなどがきっかけで、音の追求は今も続いています。

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