_MG_4484_FotorAudio(以下オーディオ)の投稿を始めます。
オーディオはそれぞれ自分流で良いと思いますが、少しお時間を頂いてあなたのオーディオをチェックして頂けませんか。参考になることがあるかも知れません。

先ず自宅でオーディオを始める時の話しです。一般的な構成はCDにプリメインアンプ、それにスピーカーという組み合わせだと思います。出てきた音に満足されているでしょうか。この構成はピュアオーディオという分類です。うまく鳴っていないと感じられているのでは無いでしょうか。

そもそも音楽はライブと同じくらいの音圧でないと良い音としては聞こえません。スピーカーから発した音は直接音のほか、壁や床の反射音が混ざって耳に届きます。小さな部屋で再生すると、音は部屋の中を行ったり来たりします。最適な空間でない場合、ボリュームを大きくすると多分「うるさい」ということになります。しからば音を絞ると、今度はダイナミック感が無くなってしまいます。

こんな場合の解決案です。一つはアンプやスピーカーにお金を投じて、真っ直ぐ上級機に転じて行く方法です。これはいわゆる沼入りの始まりですが、行った場合は前の音よりは良くなります。一端新旧の投資効果に浸ることが出来ますが、やがて耳慣れし、たいしたことないということになってしまいます。このコース、結構上級機までのぼり詰めないと良い音は出てくれません(この道はわりとハードルは高そうです)。

ではどうするかですが。
もう一つの方法は、今の構成のプリメインアンプをAVアンプに変えてしまう方法があります。AVアンプに変えるときはルーム音場補正が出来るものを入手しましょう。アンプ側で貴方の部屋に合う様に補正してくれます(補正については例えばパイオニアなどのメーカーサイトを参考にしてください。)。

ピュアオーディオは部屋の中で単純に再生だけします。理想的な空間では、左右のスピーカーから放たれた音はセンターで合成定位しますが、右側にカーテン、中央にテレビなどという様な場合、左右の吸音反射が異なります。またTV中央で真ん中に反射板を置いているようなセッティングです。中域が誇張され左右の音もズレてしまいますので良い音とはならないのです。ピュアオーディオは機器もさることながら、吸音したり音を拡散させるなど各種調整を伴うのです。

AVアンプはある程度これらの反射や位相差、f特(周波数特性)のうねりなどを補正してくれます。しかる後サブウーハーを加えれば、フロントが小型のスピーカーでも体に低音のアタックが届き、心地良い音楽を聴くことが可能になります。ライブで体に響く振動があるようにオーディオでも耳以外に体で感じる音も必要です。(体で感じる音、体感音は持論です。

でも、ピュアオーディオは音質そのものは優れています。ここを求める諸兄も多いのです。
AVアンプはどちらかというと作られた音です。少しデジタルっぽいかもしれません。この音ではやはり満足できないという場合高音質なピュアオーディオに、上級志向を目指さずに音楽を聴く環境を整えたいという場合はAVアンプで十分なサウンドを構築できます。
自分は仕事をしながら聴く時や、DVD等で映画を鑑賞するときなどはAVアンプで視聴しています。最小構成は、AVアンプとCDかトランスポート(CDからデジタル信号を取り出すまでの機器)各1台あれば十分です。
フロント2chに更にサブウーハーならエクセレントな再生環境が整い、さらにサラウンド用のスピーカーが加われば、4.1chに拡張する楽しみも出てきます。

ピュアオーディオで行く場合、音質を追求することになります。プリメインはセパレート型に、スピーカーもより大きいものへとハイエンドなシステムにお金を投じていって、はじめてよい音が出てくる様になります。これは沼入りの道ですが、あるところまで達しないと結果は得られません。でも、出来るだけ投資を減じて、そんな中で良い音にしていく方法をたくさんご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

2014/01/14
rev 2014/01/21
3rd 2014/03/19
4th 追記 2015/09/25
5th 記事追加 2016/10/13
6th 全体の内容を見直ししました 2016/10/19
K.Fukuma

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