販売管理 軽減税率の内部計算

2019年10月から予定されている販売管理の軽減税率内部計算について記載します。
一般的な消費税計算は、伝票合計額に消費税率を乗じた伝票ベースの計算を使用することが多いと思います。外税では、税抜合計額×消費税率、内税は税抜合計額の8/108が消費税額になります。

軽減税率が摘要されると、伝票合計額に対する消費税計算はほぼ使用出来なくなります。商品の中に軽減税率適用品目があると、その商品のみ税率を変更することが必要です。販売管理では、一品毎に税率が異なることを想定して、商品単位で税額を計算する必要があります。

下のスクリーンショットの例で説明します。
取り扱う商品の中に、軽減税率対象品目が在ると、軽減税率を特定するフィールドに8%を特定できるマークを付与する方法で進めることにしました。
上のスクリーンショットの例で説明します。
商品単位に是下津を特定するフィールドを設けます。上の例では、特税フィールドになっています。このフィールドに * の表示を付け、標準税率品目と区分させます。

上の例では、「果物詰め合わせ」に、* が付いています。その消費税額は 5960 × .08 = ¥476.8になります。「肉」は、60,000 × .08 = ¥4,800です。
その他は、標準税率です。特税フィールドはnullとします。

伝票の軽減税率品の消費税額合計は、¥5276.8ですが、切り捨て整数化するときの消費全額は¥5,276となります。

標準税率についても、.08が.1とするだけで計算は同じです。
この様に、軽減税率は内部計算はシンプルですが、伝票出力は少々面倒です。税率単位の区分記載では集計欄が8%戸10%の2行必要です。これを、売上伝票や、仕入伝票以外の請求書、元帳など全て変更しなければなりません。
以上、計算方法についての簡単な紹介でした。

販売管理は、当ホームページの販売管理ページから、ダウンロードして利用することができます。
ページは以下です。

 

Kazunori Fukuma
1st 初稿 2019/09/11
2nd 一部追記 2019/09/21

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Kazunori Fukuma

職歴前半は半導体デバイス開発技術者、後半は経営者としてやってきました。事業の立て直しや新規事業育成、競争戦略などを得意としています。
きっとお役に立てると思います。
投稿は主にAudio、写真、Programingです。Audio歴は50年(長いだけですが)です。学生時代のライブ活動、研究テーマがノイズ抑制だったことなどがきっかけで、音の追求は今も続いています。

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