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Amazon Prime MusicをAVアンプで再生する

自宅で仕事をしながらバックミュージックを聴く時の一方法です。
Macminiを使用した時の設定を紹介します。

ソースはいろんなジャンルが選べるAmazon Prime Musicです。
Prime MusicはChromeやSafari等のWebで、またはAmazon Music専用アプリで再生出来ます。Amazon Musicはダウンロードしてメモリーロードして再生すると高音質ですが、Webでは少しノイズっぽい印象です。バックミュージックならこれでも良いと思います。
(もう少し音質を良くするには、音源をDACで変換し、Pure Audioにつなぐ方法が良いと思います。)

最初はMacminiの内蔵スピーカーの音を聞いてみます。これはかなりナローな音質です。筐体内のスピーカーで再生することから音も固いです。バックミュージックは仕事等に影響しない音楽が欲しいのです。金属的な音では集中できません。

次は、外部モニター(EIZO EV2457)から音を出してみます。
このモニターはスピーカーが2個付いています。MacからHDMI接続すると1W+1Wのステレオ再生になります。しかし、EV2457は前面下部の小穴から音が出る構造です。音声を明瞭化して聞く分には問題ありませんが、背景で奏でる音楽にはなりません。Macのボディーの音より音楽的には聴きにくい音です。

バックミュージックはいわゆる「ながら音楽」です。手元で選曲やVolumeコントロールもしたいところです。でも、もうちょっと音も良いものでありたいのです。

<AVアンプにつなぐ>
もう一つの手段としてAVアンプに接続してみました。
自環境では、PCーAVアンプ間は約5mあります。この距離では信号はデジタルで取り出すしかありません。5m位のサブウーハー伝送用の光ケーブルがありました。この方法で接続することにします。
①MacminiにOptical Cableをつなぎます。使用するPortはMacmini背面のPhone端子です。先端に光ミニプラグをかぶせてつなぎます。

 

 

 

上の写真の様なプラグです。

 

 

MacminiのPhone端子は背面右端です。

②Macminiの出力設定
Macminiの接続設定をします。ユーティリティーのMIDIを開け、入力設定を2ch 24ビット、 整数 44.1KHzにします。

③AVアンプの設定
AVアンプはパイオニアのVSA-LX51です。AVアンプはサラウンド再生出来るものなら出力は大きくなくても大丈夫です。
このアンプは100Wのアンプが6台入っています。AVアンプはPure Audioのアンプに比べると駆動力が劣ります。大きめのスピーカーの駆動は、フロントはバイアンプにした方が良いかもしれません。
AVアンプ用のフロントスピーカーはB&W703です。バイアンプにするため、後方スピーカー用のアンプとフロントアンプ2台でバイアンプにしました。
他にサブウーハーやリアスピーカーも接続します。センタースピーカーはなくても構いませんが、音場補正をした方が良いと思います。仮に、デスクと5.1CHセンター位置がずれていても、サラウンド環境は通常視聴の位置で5.1chあるいは4.1chで補正します。

AVアンプ入力設定ですが、PCからのOpticalファイバーは光デジタルINにつなぎます。AVアンプのインプットセレクターのオプティカルインは光デジタル入力にします。

<再生>
MacminiをChromeやSafari、またはAmazon アプリで再生します(ログインが必要です)。選曲も再生もPC側で行い、AVアンプから音が出れば成功です。
アンプのマスターVolumeとPC(Macmini)のVolume双方をスライダーで調整し、音量を調整します。
これで調整は終わりです(手元のVolumeコントロールは、Amazon MusicのVolumeコントロールを使用します)。

<結果>
PCやモニターと比べると、AVアンプ接続の方が各段に良い音です(しかし、Pure Audioほどではありませんが)。光接続はノイズの心配がありません。ドルビープロロジックなどイコライズして離れた仕事位置に音楽を流し込みます。
バックミュージックはデスクの近いところで音を出さず、出来るだけ部屋に拡散した音を引き出すのが良いと思いました。
Kazunori Fukuma

1st  2020/05/30
2ndVolumeコントロールについて追記 2020/05/31
3rd コメント追記 2020/06/03
4th 全体に見直し 2020/07/04
5th 一部修正 2020/07/11
6th 結果の追加 2020/07/22
7th コンテンツ距離を離す処置 2020/08/07
8th ミスの訂正とコンテンツ間の離間 2020/08/10
9th 修正 2020/08/27
10th 誤字スペルミス修正 2020/09/15

 

半導体パワーアンプは一定時間通電しないと本来の音が出ない

オーディオパワーアンプの話です(アンプのエージングの続編になります)。
オーディオは、電気的な計測で音質が分かる様な世界ではありません。音は日によっても変わり、いつも同じ音ではありません。しかしベストではありませんが、機器の能力近くに保つことは出来ます。
今回は、この辺をコメントしてみたいと思います。

アナログアンプ、とりわけパワーアンプを最高の音にまとめるには、あまり良い状態ではありません。特に、聞き始めのプレ通電は必須です。
少なくとも半導体パワーアンプは、聞き始めはほぼ不調と言ってよいくらいの音です。そのまま時間をかければ徐々に良くはなりますが、電源オンからすぐ再生してしまうと、何時間経っても良い音になりません。一日以上アンプをつけっぱなにすると、だいぶ良くはなりますが、次の方法ほどではありません。

パワーアンプを事前通電することは、今までの経験から多分正しいと思っています。自作パワーアンプ、Sansui、yba、アキュフェーズと、どのアンプでも電源投入から数時間は無信号通電が有効です。その後徐にプリアンプやCDプレイヤーの電源を入れます。これらの機器も暖まった頃、信号源から信号を流すということです。これが自分には最良な音です。

パワーアンプ、無信号で数時間通電、このルールさえ守れば、満足出来る音の仕上がりです。
ちょっと、スピーカーを変えると多少変わりますが、今のもの(タンノイ)でいうと、スピーカーのコーンが軽くなったかの様な再生になります(アンプのドライブ力が増したとも言えます)。重いような、わずかに歪んでいるような出音は無くなります。さらに、強い音も、弱い音も、より広く拡散していき、響が出てきます。
一体この原因は何かということですが、アンプの電源投入時のスピーカーへのDCダメージと考えています。
無信号通電について、日本のハイエンドメーカーに問い合わせたことがあります。ハイエンド品に限ってではあるが、通電良化は認識しているとの事でした。追い込み良化を認めています。

比較として、真空管式のパワーアンプはプレ通電は不要だということです。真空管アンプは、電源オン時のDC成分がスピーカーに流入することはありません、真空管式では、出力トランスにダメージは与えますが、スピーカーにはトランスでDCはカットされます。
DCが漏れ、アンプが回復するのではなく、ダメージを受けたスピーカーの回復をただ待っているという考えです。スピーカーはほとんどの場合、内部ネットワークがありますので、ダメージを受けるのはウーハーです。

半導体アンプの出力部はスピーカーと直結です。もしDCが流れれば入出力特性は非線形になり、歪むと思われます。

一般に、パワーアンプはDCオフセットが入っています。直流は漏れないはずですが、電源投入時は影響すると考えます。

(ちょっと脱線です。昔、自作していた頃のアンプはスピーカー間にコンデンサーが入っていました。大容量のコンデンサーでないと低域がロスるということで、そういう設計でした。やがてこの傾向を嫌い、Cレスのアンプ設計が主流になりました。)

この考えが正しければ、結線はアンプが安定した後で(20分くらい)、スピーカーをホットでつなぐ事ですが、最初からいい音だと思います(できませんよね、これは)。
半導体パワーアンプを真空管に切り換えるのが正解かもしれません。
真空管アンプは、半導体と違って、出力インピーダンスを整合させて接続です。長く引っ張れるし、もしょチューブに寿命がなければ真空管 is bestです。

余談ですが、アンプが安定したところでヘッドフォーンをつないで聞くのもありでしょうか。

Kazunori Fukuma
1st 2020/04/20
2nd 一部見直し 2020/04/27

オーディオアンプのゲイン設定

今回はオーディオアンプのゲイン設定についてです。
ゲイン設定を変えると音調が少し変化しますが、ライブ感が出せそうな設定を探してみました。
個人的な設定です。ご使用の環境ではノーマル設定の方が良いかもしれません。

設定で使用したアンプとスピーカーは次のものです。
プリアンプ:Accuphase C-2820
パワーアンプ:Accuphase A-45x2 Dual Mono
スピーカー:Tannoy Stirling SE

プリアンプの設定可能なゲインとパワーアンプのAttenuationは、次のスクリーンショットの通り可変出来ます。自分の機器の 標準値はゲインレベルで、プリアンプが18dB、パワーアンプが28dBです。

その他の機器
CD:マランツSA-11S3
PC-Audio:Audirvana Plus by MacBookPro(iTunes Integrated Mode)

CDをオリジナル音源とし、Apple ロスレス フォーマットで24Bit/96KHzでSSDディスクにリッピングしました。(HDD保存ではCD以上の音は望めません)。
PC-Audio再生は、24bit/192KHzにアップサンプリングし、RME社 BabyFaceProでアナログ変換後XLRバランスでプリアンプに入力しました。プリアンプへの入力レベルは0dB設定です。
音源はそれぞれ強みがあるCDとPC-Audioを比較しながらゲインを変えて再生比較しました。

音源
楽器系:J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲集/諏訪内晶子
静寂感:ヴェートーヴェン:ピアノソナタ第2・神谷郁代
Vocal  :綾戸智絵 BEST/BESTⅡ
です。

<結論>
結果は、時間をかけた割にはあまり差が出ませんでしたが、ライブ音源に最も近い(高域弦の自然さやピアノの聞こえ方)のではないかと思う設定は、パワーアンプゲインが22dB、プリアンプゲイン24dB、合計46dBでした。
パワーアンプのゲインは出来るだけ下げ、その分ゲインをプリに回すと、少しずつですが「空間の響」が良くなっていきます。そんな中でプリアンプ設定は18→24dB、パワーアンプAttレベル0→▲6dBです(スクリーンショットの通りです)が中央値として良いと思いました。

<その他のコメント>
パワーアンプのゲインを下げていくとノイズ背景が良くなっていきます。何もしないパワーアンプ ノンアッテネーションの時は、少し低域寄りのトーンとなります。スピーカーによってはこの方が良いかもしれませんが、Vocalは膨らみます。

Kazunori Fukuma
1st 2020/01/08

Mac High SierraでAudirvana v3700を試してみる

PC Audioで音質が良いAudirvanaを使用しています。
今回、Ver2.6をVersion3700に上げ、同時にMacbookPro もOSX Mervericks(10.9.6)をmacOS High Sierra(10.13.1)にアップデートしてみました。
(Versionをあげる前の設定は、MacBookProのOSは、 OSX 10.9.6、Audirvana Plusは 2.6.6、 Direct Audioの設定です) 。

テストしたV3700のセッティングは下記です。

使用したDACはRME Babyface Proです。192KHz にアップサンプリングしたPCM信号をUSB経由でBayfaceに送っています。
MacbookProの環境は、2.3GHz Intel Core i5、SSD 500GB、16GBメモリー、USBポートはマウスを取り付け、Wifi環境下での再生です。PCオーディオでは画面の明るさが音に影響しますが、明るさは約120cd位です(測定した訳ではありません)。
その他、Macのサウンド設定はDACを指定、Audio MIDIは192KHz/24bit、4ch出力としました。

Mac High Sierra(10.13.1)ではAudirvanaのDirect Modeが使えません。Low Level playback optionsはExclusive access modeとしました。
また、MacをHigh Sierraにアップデートした関係で、Babyface ProのDriverも下記スクリーンショットの画像のVersionにアップデートしました。

機器の接続は、Babyface ProからはXLRポートにアナログで出し、アキュフェーズC-2820のバランス入力に接続しました。パワーアンプは同じくアキュフェーズA-45のDual Mono駆動。スピーカーはTANNOY Stirling/SEです。
Dual Monoは、L、R独立ドライブです。ウーハーの戻り電圧の影響を最小化出来ます。

視聴した曲は次のものです。
クラシックは背景のチェックと弦の振動や残響、矢野沙織はサックスの空気を突き刺す様な音のチェックに使用しました。

<音質>
今回の検討結果は、ポピュラーなどは問題ありませんが、単楽器の再生では背景の静けさがやや劣る様に感じました。弦楽器の微細な振動音、ホール内への拡がり感などが減少している様に思いました。

全体に雑味が多く、S/NはDirect Audioに比べ劣る感じです。
最も残念な点は、これもDirect Audio比ですが、低域の押し出す力が低下しています。深い低域は再生不十分と言えます。低音がなまってしまう点も残念なところです。。
空気をつんざく様なサックスの音は少しクリップが感じられました。これは、Sampling rateをNo Limitsから192KHzに抑えると軽減されました。

PC Audioはコンピューター内のDelayやバックグラウンドのノイズをどれだけ被らないかですが、感覚でいいますと、Direct Mode > CD >> Exclusive Modeという感じです。
MacはSSDにしていますが、この結果です。
改めてDirectで取り出す音は秀逸だと思いました。

 

Kazunori Fukuma
1st 2019/10/25
2nd 一部訂正 2019/10/26

レコードを高音質に再生するには

レコードはCDとは違った味があります。
懐かしい音を聴くという側面もありますが、レコードはCDに比べて再生帯域が広く、録音がよければCDより優れた音も取り出せます。
しかし、ターンテーブル等の再生機器は何でも良いというわけにはいきません。それなりの対策が必要です。

最初は振動の問題です。
レコードは溝をトレースして振動を拾う原理です。音楽振動以外の振動は排除しなければなりません。
<Photo Data>2019/04/17
横浜煉瓦倉庫 ノルディックWalking途中での撮影
EOS-7D EF-S15-85mm IS USM
1/250 f5 ISO100

1.レコード盤について
レコード盤も注意が必要です。
レコードは経年変化が激しく、たいていは歪みかゆがみがあります。こういう状態では、溝の振幅をうまく拾えません。ゆがんだレコードは、ターンテーブルとの間に隙間が生じ、空間鳴きがおこります。それなりの音はしますが、変形したレコードは廃棄してしまうのが賢明です。(盤の変形は、カートリッジを痛めてしまうこともあります)。

2.レコード盤の密着について
この隙間は多少の隙間なら、上におもりをのせることで回避できる方法があります。レコードに錘をのせ、盤とテーブルの密着度を上げるやり方です。テーブルの中心部に向かってターンテーブルがすり鉢状に凹んでいるものは、一層密着度を上げることができます。
さらに、余計な共振を抑えるために、おもりに除振効果を持たせたものもあります。除振方式によって独特な音がのります。本命ではありません。
錘をのせるやり方は、テーブル全体が重くなります。モーターのトルクを上げねばなりません。モーターは大きく、またテーブル直結のものが多く見受けられます。

ある程度効果はありますが、ターンテーブルは剛性が高いがっしりしたものが必要です。そうしないとモーターの回転振動の影響を抑えることができないからです。
さらに、モーターが大きくなることで、レコード中心下部にモーターを置くと、カートリッジへの回り込み磁束がゼロにはなりません。モーター直上は磁界の影響を避けたとしても、モーター最下部からテーブル端外方にカートリッジがある場合は、漏れ磁束を受けます。
こういう構造のものは、良い音はしません。

そして、ターンテーブルが鉄などの磁力影響を受ける材料では、テーブルの磁化が進み、やがてカートリッジに影響を与えるようになります。

3.ターンテーブルの駆動
従って、モーター直結ターンテーブルは避け、テーブルとモーターを離したベルト駆動のものがお薦めです。
ベルトや糸、シリコーンなどの紐でテーブルを回します。モーター自身の除振は必要ですが、ターンテーブルやレコードにモーターの直接振動は伝わりません。
テーブルは紐で回すため、軽金属やガラスやセラミックといった軽めのものが使用されます。

4.カートリッジ
レコードは、どうしてこんなに振動や磁束を嫌うかというと、溝から取り出せる信号出力が、それこそ蚊が鳴くほど小さい振動だからです。MC型のカートリッジの代表的なDENONのDL-103では、わずか0.3mVの出力しかありません。マグネットが動くMM型では、その一桁上ではありますが、CDに比べると二桁も低い出力です。

5.出来るだけバランス増幅する
この様な小さな信号は、ほぼノイズベルに近いものです。カートリッジから直結される初段の半導体は超ローノイズ素子が必須となります。また、あまりにも低い出力のため、無理して増幅しなければなりません。カートリッジからパワーアンプ入力段まで、20log(2V/0.3mV)=76.5dBのハイゲインな増幅になります。
この増幅度は、一本のアンプで受け持つのは難しいのです。最低でも、イコライザーとコントロールアンプの二つのアンプで分担が必要です。
特にイコライザー部が、パワー用の電源トランス内蔵のメインアンプと同居していると十分なS/Nや分離が出来ません。コントロールアンプもそうです。
音楽の情景を引き出し、左右の混濁を最小化するには、ローノイズ部をパワー段の電源トランスと別筐体にします。左右の基板も独立が望ましいのです。
溷濁や干渉を出来るだけ抑えるためです。
実験すると分かりますが、ハイゲインアンプ初段に交流に帯電した人体が近づくだけで、誘導ノイズが初段にのります。

6.バランス伝送
信号の伝送も一工夫必要です。カートリッジがMC型では、カートリッジ、イコライザー間はバランス伝送とし、同相ノイズの影響を排除することが必要です。

7.バランスアンプ
伝送方法だけでなく、せっかくバランス伝送した信号は、アンプもバランスアンプで増幅するのがベストです。

8.シールド
アンプ内の電源部は上記の様に別筐体が理想ですが、内蔵する時は少なくともトランスは電磁シールドしたものが良いでしょう。
信号切り替えも、アクティブラインだけの切り換えのものは避けます。

こうした多くの対策をとった上で、やっとレコードの原音が再生出来るようになります。

Kazunori Fukuma

1st 初稿 2019/07/18
2nd 誤記訂正 2019/07/23
3rd 全体修正 2019/09/16

オーディオ 音に元気がなくなったときのチェックと対策

今回は、オーディオの音が最近元気がないと感じたときのチェック方法と対策のご紹介です。
システムの調子が急に悪化したときは直ぐ分かります。徐々に調子が落ちているときはなかなか分かりません。感覚的で構はないので、「このところ良くないな」と思ったら是非やってみましょう。
<Photo Data>
2019/04/06 目久尻川沿いの桜(今年の桜は長く楽しめました)
Canon EOS-1DX EF24-105mm f/4L IS USM
f6.3 1/1250 28mm ISO320

オーディオシステムは、再生、増幅、出力のパートからなります。再生部分は音源を取り出すところです。増幅はアンプ部になります。
再生と増幅パートは、音が出ない場合を除き、おかしい時は音楽成分に「歪み」や「ノイズ」などの雑味が加わってきます。聴いて大体判断できます。
しかし、こうした症状は機器の内部問題のため、ほとんど自分で対策することは出来ません。ひずみやノイズはメーカーに修理依頼しましょう。

こういった症状以外の調子が落ちた時は、アンプなどの故障が原因ということはあまりありません。
音に元気が無い時、何となくつまらない音という時は、音の「強さ」が低下していることが多いと思われます。

こうしたときは、再生、増幅及び出力の電気接点を点検します

①アンプとスピーカーの端子
アンプとスピーカーは、アンプとスピーカー端子の(止め具合)締め具合を調べます。その中のどこかの結線が緩んでいたら、そこが原因です。締め直すときは、利き手の親指、人差し指、中指の3本の指をで増し締めします。レンチは使用しません。レンチを使うと、端子が破損し、アンプ内部やスピーカー内部の直結基板や端子が壊れることがあります。
適切に締め直して、電気的な接点の緩みを無くせば、本来の音に戻ります。

緩みやすい結線は、ケーブル端にYラグやバナナ端子を使用しない、いわゆる裸線結線の場合です。撚り線をそのまま端子に締め付けても、線束で出来た断面が崩れ、逃げが生じます。徐々にツブれて、止めたはずのネジがやがて緩んでしまいます。
当然、音の調子は落ちていきます。
裸の線端にYラグなどにすると、端子が硬いため、つぶれません。接続部は専用端子にするのが望ましい接続です。

②電源プラグ(オス、メス)
音の調子を落とすもう一箇所は、電源プラグやコンセントなどの電気接点です。電源ケーブルは線径が大きいほど音は良くなります。しかし、電源ケーブルも裸のまま締め付けると、スピーカーケーブルと同様、締めたところからつぶれていきます。
つぶれが起こると、緩みます。電源ケーブルの接続部の緩みは、電力伝達障害が起こります。伝達障害は、出力音に「モッタリ感」が出ます。音は出ていますが、強さや高域の低下が起こり、低音も出にくくなります。しかも、これもじわじわと変化します。

<電源部位の対策>
電源ケーブルの点検は、別のケーブルと交換して音の比較で決めます。交換して良くなればケーブルが原因です。

電源ケーブルのプラグは、3Pプラグを使用すると、定期的に分解チェックが出来るのでお薦めです(コンセントは電気工事事業者の方にチェックしてもらうのが良いでしょう)。

下の写真は何年も前に、上記の症状があったときのプラグです。
このときは、Nライン(白)に問題がありました。電気的につながってはいますが、線材がツブれてゆるくなっていました(L極(黒)は問題なし、G極(緑)も問題ありませんでした。写真はGラインにノイトリックの銅管をかぶせたテストのため、Cu管を挿入しています。Cu管は、締め付けに断面の逃げが起こりにくく、緩みがおこりにくい接続です。
この時の記憶は、何となく軸足が決まらない音だと感じていました。
こんな3Pプラグのアッセンブリーは、ちょっとした工夫が必要です。写真の線は5.5SQの太線です。特に挿入がポイントです。
自分の方法をご紹介します。
やり方は、被覆を約8mm程剥きます。5.5SQは断面積が大きく穴径に対して余裕がありません。被覆を剥いた部分をさし込むときは、ワイヤーがほぐれないようにするのがポイントです。
撚れてしまって、さらに挿入しようとすると余計入りません(先端を二分割するならOKですが奥まで十分入りません)。

ビニール被覆に切り込みを入れ、被覆を半分ほどピンセットで引き抜きます。先端に被覆を残したままプラグ穴に押します。被覆先端が少し入ったところで、被覆をカッターで切りとります(被覆は挿入ガイドの役目です)。そしてそのまま奥まで押し込みます。
あとは、ドライバーで線材が抜けないようにしながら目一杯の力で締めます。

撚れを作らず、全線乱さず、プラグにさし込めたら成功です。
狭い穴にぎりぎり挿入することで、締め付け後も断面が確保されます。
ネジ締めはネジをつぶさない様、押す力も回す力も両方強く締めます。
ビニール被覆をとり、ノイトリック製パワコン用のカッパー管をかぶせる(上の写真のGライン緑)のも有効です。5.5SQの線が丁度入ります。

このトラブルがあった電源ケーブルは、PCOCCの最後の頃の線材です。標準より長いものをオーダーしたものです。この時のプラグはオヤイデ製ですが、オーダー先は違います(念のため)。

オヤイデアッセンブリーの別ケーブル(左の写真)はしっかり固着されていました。

コンセントタップもプラグ同様使っている内に緩みが出てきます。電源端子も、スーカーケーブルも長年何もせずキープするのは難しいということです。
スピーカー端子、電源プラグ、タップなど機械的に締めた接点は音質の維持に重要と考えて下さい。
対策後の音は、歯切れ良く、しかし粒の小さな音も表現できるすばらしい音になるはずです。

Kazunori Fukuma
1st 2019/04/20
2nd 一部訂正 2019/04/21
3rd 変換ミス訂正 2019/04/23
4th 2019/06/17

USB AudioにAudirvana plusを使う(まとめ編)

MacでUSB Audioの再生アプリについてのまとめ編です。
音源再生はAudirvana plus Direct Mode使用が前提です。
<Photo data>
丹沢大山にて 
撮影年度不明
Canon EOS-5DMarkⅡ
EF24-105mm F/4L 1/125 f10

①使用環境
decibel、Audirvana、iTunes、Xldを比較しました。
音質はXLD、Audirvana Plusの圧勝です。Audirvana PlusでDirect Modeを使うと実に繊細な音を拾ってくれます。CDと比較しても細かな情景が出ているのがわかります。

高音質という点ではXLDもほぼ同等です。この音も捨てがたいですが、自分の入手したXLDは単曲再生しかできません。iTunesと連動して使えるAudirvanaの方が使いやすいと思います。

AudirvanaはMacで使用します。ところが、残念なことにMacでの使用は、ElCapitan以前に制限されます。
試行錯誤の末、AudirvanaはOSX 10.9にダウングレードして動作させています。AudirvanaのVerは 2,6,6です。2chステレオで聴くには十分です。

後段のDACにはBabyface Proを使用しました(下の写真参照方)。この機種はバランス専用出力を持っています。アキュフェーズのプリアンプのバランス入力にフィットしています。

②OSについて
Audirvanaは、macOS 10.14や10.13上では動作しません。標準のiTunesは、Audirvanaの音に比べるとほど遠い音質です。

Audirvanaを動かせる環境までOSをダウングレードするしかありませんでした。
但し、AudiruvanaはElCapitanと10.9では音が違って聞こえます。
Early2011のMacBookProを10.9で動かすと、落ち着いた深みのある音です。でも、ElCapitanでは途端にざわつきます。極端に言うと、音符に少しトゲが出る感じです。
10.9のクロック転送の方が安定しているのかもしれません。相性の世界かもしれません。今般、いろんなジャンルの音を、MacのOSを時間をかけて、TimeMachienバックアップから切り換え確かめた結果です。
結果、Macは10.9に落としmした。ほぼ音楽専用のPCになりました。
この構成は、いつまでも使い続けることは出来ませんが、今選択できるベストの音です。10.9はその位価値のある音です。

このMacの音質を一層高めるため、更にオリジナルHDDを、振動の無いSSDに換装することにしました。
HDDはオーディオにとって、良くない記録装置です。モーターの回転ノイズ、ヘッドの機械的な動きはいずれも振動バイアス源になってしまいます。
HDDをSSDに換装しました。それまでも良好と考えていた音質は、バックグランドの沈み込んだ静かな背景が訪れ、相当S/Nが上がっていると感じさせます。
(振動があるHDDとは、多分比較一聴でわかる音だと思います。)

③Audirvanaの後段の話です。
MacとDAC間のUSBケーブルはBUSラインカットが必要です。また、DAC自体もオーディオボードに載せ、磁気浮上で浮かすなどの振動排除をしました。
デジタルオーディオは、こうした諸施策を行った結果、ようやく録音レベルの音が出てきていると考えています。

DACに使用したBayfaceProは、バッファーアンプを安定化するために視聴前に暖機運転が必要です。1H程度暖めてから使うと良いでしょう。

③機器の設定
Macの音の設定は、先ずシステム環境からサウンドを選択します。
サウンドエフェクト出力にDAC(Babyface Pro)が見えますので(写真左)使用するDAC(Babyface Pro)を選択します。
入力設定は(左の写真)、Analog 1/2、フォーマットは192KHz、2 ch32ビットにします。

出力側はソースをAnalog1-4に設定します(下記写真参照方)。

④Babyface Proのセッティング
Babyface Proはプロ録音用です。USBケーブルを接続し、PCを起動するとFirefaceという設定画面が表示されます。
Opticalでデジタル入力する時は、Clock SourceをInternalにセットし、Sample Rateは192KHzにします。

④TotalMix FXのセッテイング
最初にTotalMix FX(ミキサー)のOptionsのReset MixからTotal resetを選び、入出力を一端リセットします。

(左記写真参照下さい。)

入力はUSBデジタル、出力はアナロバランスとします。

Opticalでデジタル入力する時は、下の写真のAS1/2をレンチキーでステレオモードにし、スライドVolumeをダブルクリックすると、入力レベルを0dBmにアジャストすることが出来ます。
出力は下段のアナログで出しますので、ステレオにして、AN1/2を選択し、レベルを同じく0dBmにします(プリの入力信号レベルに適合します)。これでデジタル信号が入ってアナログアウトとなります。
MacからのPCM信号をUSB経由で受けるときは、上の画面のブルーのラインの右にあるAN1/2を選択し、同様に0dBmにセットします。Audirvanaで再生し、プリアンプにDACから出力する時はこの設定になります。

このミキサーは、イコライズも出来ますがスルーさせてアナログアンプ側に送ります。

アキュフェーズやマランツ等、日本のオーディオメーカーのバランスプリ入力は3番ホットです。Babyface Proは2番ホットです。この時は、BabyfaceのTotalMix FXのAS1/2のLとRを反転させ、位相反転出力にします(LとRがオレンジ色になります)。
出力側のAN1/2でも設定できますが、入力側の方が音質的には有利なはずです(プリアンプでも反転できますし、Audirvanaでも反転できます。)。

次に、iTunesをIntegrated Modeにします(下のスクリーンショット)。

⑤ピュアオーディオの接続
DAC出力をバランス出力としたことで、後段のプリからパワーアンプまで、で全段フルバランス直結となりました。自分のBabyface Proの選択した理由はここにあります。
バランス直結構成は、LRの分離が良いことと、コモンモードノイズを受けない特徴があります。
今回はここまでです。

Kazunori Fukuma
1st 2018/10/24
2nd 文面ミスや誤変換などを修正 2019/02/07
3rd 誤字訂正 2019/06/07
4th 一部ミス記載訂正 20169/07/26
5th USB入力設定を追記 2019/10/25

デジタルオーディオでPCの振動を抑える(SSD化)

今回はデジタルオーディオのPCの制振についてです。
デジタルオーディオの音源再生は HDD搭載型のMacbookProを使用しています。もともと音が良い設計です。しかし、HDDはどうしても振動を拾ってしまい、音質に影響があります。
こうした中、内蔵HDDもそろそろ交換時とSSDに交換することにしました。SSDは固体メモリーです。振動影響が無くなることを狙います。

SSD切り換え後は断然優れた再生になりました。
デジタルソースに、USBメモリなどからトランスポート経由で音源を直接再生すると究極的なデジタルオーディオになりますが、SSdはまさにメモリ再生の音です。
HDDもデータをバッファーに呼び出して再生していますが、データの先読み時もHDDの駆動が続いています。回転振動による濁った再生は消せません。

せめてPCの振動吸収にと、筐体下部をインシュレーターで対策しても(例えばTAOC TITE-25など)雑味が軽減されますが本物ではありません。

<Photo Data>2018/06/03 八ヶ岳高原にて シロバナノヘビイチゴ
Canon EOS-1DX EF24-105mm f/4L IS USM 1/100 f9 90mm

HDDはスピンドルモーターを回し、プラッタとディスクがすれる(多分ほんのわずか浮いているとは思いますが)構造です。動作音はジリジリという音がしてます。SSDは無音です。
もう一つ、Macは内部に磁気テープが貼ってあります。SSD換装後もフラックスが残るのではと心配していました。出てきた音からはHDDのモーターが支配的のようです。

今回対象のMacは、以下のスペックです。
MacbookPro Early2011、320MB 2.5″HDDの搭載です。交換するSSDは525MBにしました。

PC音源の再生アプリは、Audirvana plus Ver2.6です。音は最高と言えます。しかしOSの制限があります。選択したOSは少し前のMavericksです。Elcapitanに比べても、総合的に一番落ち着きのある音です。Audirvanaの再生条件は、Directモードが必須です。Direct Modeは優れています。開発した技術陣には敬意を表する次第。また音というものをよく知っていると思います。
Direct Modeの使用制限は、Elcapitanまでとなってしまいました。
Audirvanaは、MacのOSを10.12にあげると、Direct Modeでは動きません。AudirvanaのCore Audioで聴くと、どうしようもない音です。iTunesダイレクトかdecibelの方が良いくらいです。

ElCapitanのDirect Modeは、自システムではすこし固い音です。古いJazzなど、ベース音が部屋の隅にもたっと届くような音源では少し違和感があります。管楽器系もハイ側が少しきついかなと思います。
ここはやはりMacOSX 10.9.5がベストです。柔らいです。深みのある音です。これにSSDの振動フリー効果が相まってS/Nが高く、MavericksとSSD、Adudirvana plus 2.は自分の選択では一番原音に近い音でした。

10.9.5へのダウングレードですが、ネットの外部遮断など工夫しなかればなりません。Macはスタンドアローンでほぼ音楽再生専用機に近い使い方とします。

ここでセットの系統を記載しておきます。
信号の流れは、Mac→Audiruvana plus→オヤイデUSBケーブル→BusPower Pro2(USBグランドラインカット、アイソレーショントランスからのDAC電源供給)です。
DACはRME社のBabyfaceProです。
このDACは販売開始から3年経っています。でも、RME社のDAコンバーターの性能に文句はありません。BabyfaceProにしている理由は、バランスポートを持っていることです。他の機種の様に、Phoneジャックだとバランスにつなぐには変換が必要です。今のところ音として気にいった変換ケーブルがありません(音質が落ちます)。

以下はSSD換装記事です。
SSDはCrucial MX300 2.5-inchです。初期化のために50cm長の変換コネクターを合わせて購入しました。購入価格は、SSDが約¥20,000、コネクターはサイバーネット社の変換コネクターCyberPlugsで 約¥1300でした。

交換はプラスと六角の精密ドライバーが必要です。
写真は交換前のHDD写真ですが、Macの裏蓋を外すとHDDを押さえているバーが見えてきます(この写真ではHDD右側面)。このバーの止めねじ2カ所を緩めればHDDが取り外せます。
HDDに付いているフレキを丁寧に外します。その後、側面4カ所のネジとリフトテープを外しSSDにつけ換えます。フレキはSSDにつなぎます。

Mac内部は経年のほこりがたまっていました。この機会に丁寧にクリーニングしました。

その下は換装後の写真です。SSD下部に、Crucial SSDに同梱されていたスペーサーを敷きました。SSDはHDDより薄くスペーサーをはさむと同厚になります。
作業上の注意点は、ネジが小さいので無くさないことです。ドライバーは必ずジャストサイズのものを使います。締めつけトルクは指三本でしめる位としました。

言い忘れましたが、SSDは交換前にMacにつないでディスクユーティリティーで初期化しました(3枚目写真)。フォーマットはMacOS拡張ジャーナリングです。

今回、SSDのデータコピーはクローンソフトを使わず上のフォーマット後すぐMacに組み付けました。
データは通常つないでいるTimeMachineバックアップから行いました。自分の場合、OSX MavericksはOSXのダウンロード履歴が無く、復元後の起動はAppleのネット復元モードを使いました。

TimeMachineに10.9.5の試用履歴がありますので、履歴をみつけRestoreします。
復元後、セキュリティーソフトESETを10.9.5カバーのVersionに切り換え、その他のアプリもアップデート可能なものは更新しました。

最終的な音の評価は、今まで感じていた雑味はほぼ消えた様に思います。
SSDは振動する要因がありません。CDで得られないビシッとフォーカスのきいた、しかし柔らかく深く沈み込んだ素晴らしい音質だと思います。

追記です。
SSDへの換装後は、Trim機能を有効にしておく必要があります。TrimはSierraではターミナルからコマンドを打つことで有効になりましたが、Mavericksは非対応でした。
やむなくpaddle社のTrim Enabler Version 4を購入しました。
このアプリは一度実行させると再起動以降有効になります。
TrimはNANDフラッシュメモリーの寿命やPCパフォーマンスに影響するとされています。忘れないで処置しておくべきでしょう。

リカバリー領域の作成の追加です。
10.9.5をダウンロード、インストールしたことがある場合を除き、TimeMachine復元ではSSD内にリカバリー領域が形成できません。無くてもいいのですが、ElCapitanの履歴がTimeMachineにあります。事後にElcapitanを再インストールし、再びTimeMachineから10.9.5にRestoreしました。リカバリー領域はElCapitanで生成、その他は10.9.5ですが、リストア領域は出来ていました。

追記:
MacbookProを10.9でオーディオ専用機としたものの、その他のアプリでいくつか問題が生じました。
プレゼン等でマイクロソフトオフィスを使っています。2008でバグが出始めていたこともあって2016 for Macに切り換えようとしましたがオフィスは10.10以降でないとインストール出来ないことが分かりました。Word互換のpagesに至っては10.12以降で有効です。
KeyNoteから毎々変換して資料を作るのもフォントが変わるとオブジェクトが微妙にずれてしまうため、最終的にオーディオはElCapitan、オフィスは2016と譲り合う設定としました。
妥協です!(本追記はそのご以下のようになりました)

変更:
上記コメントに使用しましたOSXはElcapitanはMac BookProのEarly2011ですが、このハードでのAaudirvana Plus 2.7はどうしても音が固いです。このパソコンは既にAppleの推奨使用期間も過ぎたこともあり音楽専用機に変更しました。

最終的な設定
いろいろ悩みました。
何度も音を確認し、結局、Early2011、MacbookProを最初に良いと思ったOSX10.9.6に戻しました。Elcaitanはやはり少し刺さるような印象が消えません。Core i5のCPUと10.9がやはり相性が良いのだろうと考えました。
OSのVersionを前に戻してからは何故か分かりませんが、ちょっとトゲのある音は消えました。デジタルですが、とにかくアナログぽいやさしいデジタル音です。自分はこの音が好みなんでしょう。

2019/09/24
Audirvanaにアップデートの情報がありました(それまでは2.6.7)。
このVersion名は2.6の延長ではない「3700」です。
2.6比で、トーンが少しHighな仕上がりです。まあこれも悪くないかなという印象です。結論は出ませんが、しばらくいろんなジャンルで確かめたいと思います。

追記を重ねてますが、自分のPC再生アプリは、MacのTimeMachineに保存してあります。
過去から戻れるのは、2.6.2、2.6.7、そして3700です。
OSXは固定ですが、AudirvanaのVersion変更は、TimeMachineで戻せます。何度も比較して決めたいと思います。

Kazunori Fukuma

1st 2018/07/03
2nd 誤字修正 2018/07/04
3rd 文言修正とリカバリー領域作成の追加 2018/07/06
4th文言修正 2018/07/11
5th 誤字などの修正 2018/07/18
6th 事務用ソフトと併用についての問題 2018/08/07
7th PCのOSのVersionを戻す件追加 2018/10/01
8th 見直し 2019/06/06
9th 追記です 2019/09/26

 

CDの再生で音飛びが起こったら

今回はCD再生で音飛びが起こった場合の処置についてです。
CD再生時に音飛びが起こる時は、下記の様な原因が考えられます。
<Photo Data>2018/05/09
三瓶山からの新緑 方角は三郷町方面
Canon EOS-1DX EF24-105mm f/4L IS USM
1/1000 f4.0 92mm ISO125 AV自動 補正無し

<原因>
①半導体ピックアップレーザーの消耗
CDは通常トラックの音楽ピットを、半導体レーザーで読み取っています。レーザー光が弱ってくると、読み取りエラーが頻繁に起こります。回転体ですので、時間がかかる時は曖昧補完でさっと処理されてしまい、音質も低下します。この場合の音飛びは早く対処しなければなりません。

②CD媒体の問題
CDそのものにキズがある時も、音飛びが起こります。この時はCD自体の問題です。

③CD機器内部がダスト状態
以外に気づかないケースを紹介します。
CDを取り替えても音飛びが継続的に起こるときは、実は機器内部がほこりまみれになっていることが考えられます。ダストが多いと光が乱反射し、読み取りが正常に行われません。
レコードの針にゴミが付着したときもデジタルとアナログの違いはありますが、ゴミが原因です。

簡易的な処置策があります。
まず機器をラックからとりだします。機器の下は汚れていませんか?
機器下部は、空気環流用の小さな開口がいくつもあいています。機器下部が汚れていると、盤の高速回転でラック上のゴミが内部に吸い込まれます。そしてだんだん内部ダストの密度が上がってしまいます。ゴミの影響でレーザー光の乱反射が起こってくると読み取りエラーが起こります。

簡易的な対策は、機器を丁寧にひっくり返し、掃除機のブラシ部分を機器下部の小口に押し当てます。掃除機で弱い吸引で箇所毎に各数十秒程度吸引します。
ダスト要因は大体これで直ります。
(ここまでで直らない場合、これはメーカーで清掃または電気的な保全修理が必要です。)

オーディオの音をよくする。つまり音をよくするということは、機器についても常に良い状態に保つということでもあります。
レコードは見えます。CDは見えないため、こういった保全も必要です。
あいまい補完が減ると元の上質な音に戻ります。

Kazunori Fukuma
1st 2018/06/08
2nd 記載内容の見直し 2019/07/05

オーディオの音をよくする(電源の振動を抑制する)

今回はピュアオーディオのアイソレーショントランスの振動抑制についてです。
オーディオシステに有害なものは、系統から入ってくるノイズと、オーディオ機器自身が発する整流ノイズ、高周波輻射(EMI)や電源トランス自体が振動することによる交流変調があります。
これらの要因を対策しないと決して良い音はしません。
外部からのノイズ流入、機器が発するノイズの両方を削減するには、間にフィルターリングする)アイソレーション電源(またはノイズカット)を挿入するのが有効です。
<Photo Data>2018/03/30 海老名清水寺公園にて(今年の桜も色づきはGoodです。)
EOS-1DX EF24-105mm f/4L IS USM
1/3200 f4 24mm 
ところが、このアイソレーション電源は、パワーアンプへの電力供給も行うため、大きく重い形状です。
電力搬送のため、コイル間にどうしてもギャップが生じるため、トランス自体の振動が起こります。
また、太陽光のインバーターはDCフリーではありません。運転開始時や遮断時の異常波形が系統に混じって来ます。DCに近い成分が含まれ、この時アンプがオンの時は、たちまち電源系に磁化影響を及ぼします。トランスの変換効率が悪化し、トランスに唸りが生じます。
唸りは機械的な振動によるものですが、一定の交流波形に無用な変調が載ってしまいます。

従って、アイソレーショントランスは、もし磁化したときは通電でひたすら待機です。アイソレーション電源の振動そのものは、トランスを良質なラックに載せてやることで対策します。
アイソレーション電源がしっかりしてないと、全てのオーディオ機器に影響します。アイソレーショントランスの振動は、オーディ機器よりしっかり対策した方が良いと考えています。

今までアイソレーション電源は、オーディオボードにTAOCピンプレートTITE25GPとしていましたが、TAOC ASR Ⅱ-1Sに変更しました。アイソレーショントランスの足は、オーディオボードとインシュレーターだけでも相当良くなりますが、十分ではありません。
今回、足回りもKRYNA T-PROP(M10 10mmネジType)x4に変更しました。TAOCのASRⅡのフットも、標準からOptionのスパイク&ピンプレートとしました(下は変更後の写真です)。
トランスからスパイクが二段、間にボードが入るという振動アースです。

この変更で、トランスの振動、床からの伝搬影響が相当抑制されていると感じます。
固有な変調音がなくなりました。低域から高域まで全レンジで抜けの良い音質です。
楽器やボーカルの重なりも、比較論ですが見事にとれました。
音場も申し分ありません。

音の抜け感は、単に抜けが良いだけではなく、サステインしなければならない音、ジャリンと鳴る新ヴァルでは、狭い範囲の広がりや時間が経っても伝搬していく制音が優れています。静かなステージでのギターの響など、私的なコメントですが気に入ったセッティングです。

ピンスパイクを使用するケースは、前にラックセットのページに記載しています。

セッティングでの注意事項を記載します。
通常、床は歪みがあります。トランスが重いからといって、足の長さを均等にして単に置くのではなく、スパイクでガタが無いようにアジャストしつつ追い込みます。ラックの四隅に押してガタが無いこと、拳でコンコンとたたいた時、固い音になるまでの確認がポイントです。

Kazunori Fukuma
1st 2018/03/31
2nd ヒアリングコメントの追加 2019/06/08