CDの音をよくするには再生前の消磁が有効

オーディオをやっていて分からないことの一つにCD(オーディオ用コンパクトディスク)の磁化があります。

CDが磁化する?
CDは主材料がポリカーボネートです。
だとすると、CDがどうして磁化するのかわかりません。
しかし、CDは最初良い音でも時間が経つととても貧相な音になるのです。これも事実です。

CDが、何故再生もしないのに音が悪化するのかその原因は分かっていません。何の対策も無いのかというと一つだけあります。
それはCDの消磁です。
驚くことに、消磁すると良質な音に戻ります。

<Photo data>2017/10/01
大鷹(オオタカ)
水浴び後の写真です。
羽がぬれています。

この写真は、頭の部分が枝でケラレがあります(もう5cm下りてくれればいいのに、、、、この位置が心地がいいのでしょう)。

Canon EOS-1D MarkⅣ EF100-400mm f4.5-5.6L IS USM
400mm、1/3200 f5.6で撮影

では、保管しているだけのCDは全部音が悪くなっているかというと、そこまでは検証できていません。消磁をしなくても良い音のものもあります。

消磁で音が改善されるなら、原因は「磁化した」と考えるしかありません。光で読み取るCDです。何故磁化が原因なのか説明出来ません。。
もしかすると、盤の帯電が原因かもしれません。この原因では消磁でチャージがなくなり、音が良化するのでしょうか。

CDの消磁器が関口機械(アコースティックリバイブ)から発売されています。自分のものは型名がRD-3です。

以下の様な外観です。
自分のやり方はRD-3にCDを表に向けて一回。裏返して計二回消磁をします。すると音はよみがえります。

CDの印刷に使われている磁性材料が影響している可能性もあります。印刷に磁性インクが入っているのでしょうか。

また、CDはマスター製作時にNiメッキが施されます。これが、転写時にNi(ニッケル)が移って磁性材料が転写されてしまうのかもしれません。ただニッケル自体は磁性材料ですがオーステナイトです。一般的には磁気は帯びないと考えられます。

CDに磁性材料がある場合、これに磁力が加わる原因はあります。考えられるのは、プレーヤー内部にあるDCモーターです。これが原因なら、CDを挿入するだけで短時間で磁化すると思われます。
CDをパソコンなどの上に置いても同様です(パソコンは液晶画面をホールドするのにマグネットを使用している事が多いのです)。

結局真の原因は分かりませんが、CD制作側はこうした磁化影響、または帯電影響を余り考慮していないとも言えます。
ユーザーは面倒でも時々時期をとってやると言うことが必要なのです。いずれにせよ、オーディオのCDを良い音で聞くには消磁器は必須だと思います。

1st 2017/10/17
2nd 主題と写真及び文章の一部見直し 2017/10/24
3rd 主題の見直し 2017/10/25
4th  一部修正 2017/10/26
5th 見直し 2017/10/30
6th モバイル用の設定条件になっていないとのことで見直し 2019/04/10

福間和則
Kazunori fukuma

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Kazunori Fukuma

職歴前半は半導体デバイス開発技術者、後半は経営者としてやってきました。事業の立て直しや新規事業育成、競争戦略などを得意としています。
きっとお役に立てると思います。
投稿は主にAudio、写真、Programingです。Audio歴は50年(長いだけですが)です。学生時代のライブ活動、研究テーマがノイズ抑制だったことなどがきっかけで、音の追求は今も続いています。

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