この記事はパワーアンプの200V電源の投稿です。
パワーアンプの電源を200Vにすることが有利なことは、この記事にも掲載されています。
自宅の環境は、今夏に太陽光発電と思われるDC成分の影響で、降圧トランスが磁化してしまいました。レギュレーションが低下しました。あっという間に音質が悪化したため、しばらくは標準100Vで聴いています。
トランスの消磁は通電による方法で、時間をかけて行いました。レギュレーションも徐々に回復し、先日、再び200Vに戻しました。
久しぶりに音が復活しました。やはり200Vいいなと思います。
アナログシステムは、プリアンプがアキュフェーズ C2820、パワーアンプはA-45x2台によるDual Mono構成(いわゆるバイアンプです)です。A-45はもう古くなってきましたが故障もなく、プリの音調も加わって、濃密で温かい音は健在です。
200Vの特徴は100Vに比べて音圧が高く感じることです。
今回もう一度、100Vとの比較視聴をしてみました。
視聴コンテンツは前橋汀子、クリストフ・エッシェンバッハのベベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ9番と5番:CBS SONY S61年33cm レコードです。
この盤は汀子さんのバイオリンがとてもきらびやかです。
背景の静かさや音の拡散は100Vと変わりませんが、ピアノの音がヴァイオリン妨げること無く、その中で心地よい音圧を感じます。
この体に感じる音圧は100Vより格段に優れています。
さて、電源に影響を受けたDC対策についてです。
原因は太陽光だと思いますが、これは推測です。太陽光側で交流に変換するときDAコンバーターの乱れでDCが出ることは知られています。
十分な対策にはなっていませんが、200V側のケーブルシールドをノイズカット電源シャーシまでは持ってきて、トランス入力側で切り離す様にしてみました(使用ケーブルはフジクラのCV-S 3.5sq×3芯です)。
まあ今のところトランスの具合は保たれているようです。