Amazon MusicのPC再生についての記述です。
Amazon MusicなどのWeb音源をより高音質で再生する方法があります。
使用するPCは、ノートPCではなくデスクトップ機の方がお薦めです。
ノートPCは液晶パネルと一体のため、出力信号にパネルのEMCノイズが被ってしまいます。バリバリといったノイズではありませんが、音楽信号に関係の無い雑音のため音楽の背景が曇ります。
デスクトップ機は影響を小さくできます。Macminiの様な機種はおすすめです。
それでも、ボディーとモニターはできるだけ離して設置するのが良いと思います。
出力信号は光出力がお薦めです。光はノイズをアイソレートできます。
USB経由の場合はノイズの影響があります。
光ケーブルはAudioグレードのものがおすすめです。光ファイバーは音の切れに関係するため、オーディグレードのものが音が丸まらないのでおすすめです。
今回使用したファイバーはSAECのOPC-Z1を使いました。
DACはBabyFace Proを使いました。
ほぼノンジッターのDACです。
<心配事>
再生PCはMacminiが最良だとしましたが、最近のMacはちょっと残念な方向です。2018年頃から光出力が無くなってしまいました。
USBかHDMIポートから信号を取り出す事になりますが、バスラインカットや高シールド伝送ケーブルが必要です。
また、他の記事にも記載していますが、Macmini でもMacbookでも内蔵ディスクはHDDではなくSSDなどのフラッシュメモリーのほうが音がいいです(機械的な振動がない)。
<MacからDAC経由での接続>2022/01/30追加
MacからDAC経由でアナログアンプに接続する方法は二通りあります。
オプティカルポートがある時は光出力兼用の3.5mmアナログポートを使用します。BabyFace Proの光ファイバー入力につなぎます。
光で取り出すときもBabyFace Pro はUSBケーブルでMacと接続しておきます。
USB経由でPCに接続しておかないとミキサーが起動しません。
PC内部からはMIDI 経由で、例えば2ch 44.1KHZ 整数24bitで音を出すようにします。
ミキサー Total Mix FXの設定は、次の画面を参照してください。
Optical信号は、DACのAS1/2 で受信。アナログ出力はAN1/2 XLRバランスポートから出します。
XLR端子はプリアンプのバランス入力につなぎます。
日本のオーディオアンプは中点が楽器系と異なります。ここでは出力AN1/2側で反転させています。
プリアンプに反転スイッチがあるときはこの設定は不要です。
光信号で取り出さずUSB経由でプリアンプに音を出すときは光ファイバーを抜いてください。ミキサーの入力の変更が必要ですがこちらからも音は取り出せます。
音は光ケーブルのほうが若干良いと思います。
Kazunori Fukuma