この投稿は、Macから外部Monitorに接続する時の映像出力についてです。
Macからの出力で、10bit階調を維持した接続はうまくいったりいかなかったりです。
手持ち機器での履歴を記載します。
古い機種でEarly 2011のMacminiでは可能でした。Dual Core i5 の機種です。CPUもグラフィックも遅いのですが、8GBの搭載メモリーの一部をOSでグラフィックに差し向ける機種でした。
その後のMacについては、Macminiに限ってまた機種も限定的ですが、2014はNG、M1 2020年になってもPhotoshop 30bit接続はNGです。
M1 で、PhotoshopのVerをV22迄下げ、Intelモードで動作させる特殊な動作にする場合のみ30bit表示が可能でした。
PhotoshopのVersionは現在24.7になっており、下げたV22で固定することは難しいです。
CPUがIntelではどうなのか調べてみました。
MacminiではなくMacbookPro 2018 15”ですが、intel i7 6-core、2.6GHz 1TB SSDで、外部出力にAMD Radeon Pro 560X 4GBを搭載しており、もしかしたらとチェックしてみました。
モニターは30bit対応 EIZO CG247 Adobe RGBモードで、使用CableはUSB-C→Display Port 4K解像度のものです。
結果はNGでした。
GPUの力は問題なさそうですが、未だ要件未達があるのでしょう(下のスクリーンショット参照下さい)。30bitの項目がグレイアウトしています。
Window11ではどうでしょうか。
デスクトップ機で専用グラボを搭載しているDell Vostro 3671にPhotshopをインストールして評価してみました。
3671のスペックは、 Windows11 Pro 64bit、Intel Core i7-9700 3.0GHz 8 Core、500GB M.2 NVMe SSD、GeForce GTX1650 VRAM 4GB GDDR5です。
搭載しているグラボは中級クラスだと思います。
CG247 Adobe RGBモードで30bit接続は問題ありません。
モニターをFlex Scan EIZO2457に変更してもOKでした。
M1 MacはArmのハイペックGPUを搭載していますが何故かうまくいきません。
Photoshop Windowsの色味は撮ったカメラRGBの発色です。
長い間撮影した画像はすべてMacで現像してきましたので、どちらかというとMacで実現できればと思いますが、今後の画像はWindowsで管理保管や現像処理となりそうです。
Kazunori Fukuma